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スキー場でレンタルの借り方と荷物の置き方

たんばらスクールLesson 04①

はじめてのスキー場はとまどうことばかり。

何を借りることができて、何を用意しておけばいいの?

日帰りの場合は、荷物を預けたりすることができるのかな?

ビギナー代表の私、佐藤あかりが、実際にスキー場に出かけていろいろ体験してきました!

初心者がスノーボードで楽しく滑れるようになるまで、ワンステップごと紹介していきますね!

ステップ1::スキー場に到着! まずは「リゾートセンター」へGO!

やってきました!「たんばらスキーパーク」!

ここは東京からバスやクルマで2時間半程度と近く、それでいて標高が高いので雪質がいいんだそうです。ゲレンデも緩やかな斜面が多くて、初心者に優しいスキー場なのだそう。

バスが駐車場に到着すると、すぐ目の前に「リゾートセンター」がありました。

ここには休憩ラウンジやインフォメーションコーナーのほか、女性用のパウダールームがあって、着替えはもちろん、お化粧直しもできるんですよ!

たんばらスクールLesson 04②

スノーボードグッズを販売しているショップもあるので、まずはリゾートセンター内を見て回りましょう。

ビギナーのためのマメ知識

 

~スノーボードデビューするなら、サラサラの雪の時期がベスト~

 

シーズンが始まったばかりの、雪がまだそれほど積もっていない時期は、多くのスキー場はスノーマシンによる雪つけでゲレンデ整備をしています。

人工的に雪をつくることのできるスノーマシンはとても便利ですが、しかしそれによってつくられる雪は自然の雪に比べると硬め。状況によっては、斜面がガリガリの氷のようにもなりがちです。

一方、春を感じる暖かい季節になると、今度は雪が融け始めてベチャベチャした重い雪質になってしまいます。

ガリガリにしろ、ベチャベチャにしろ、雪質が悪いとボードの滑りが悪くなったり、エッジが引っかかりにくくなったり、あるいは逆にエッジが引っかかりすぎてボードの操作がしにくくなってきます。

ベテランでも滑りにくい時期では、ビギナーが上達しにくいのは当然のこと。

というわけで、オススメなのは、ふわふわ、サラサラの雪がたっぷり積もっている時期。雪温の低いハイシーズンの粉雪は抵抗がなくてとても滑りやい環境です。

やってみたくなったときが始めどき!ではあるけれど、事情が許すなら、できればそんないいコンディションのときにゲレンデデビューすることをおすすめします。スキー場のある地域にもよりますが、やはり1~2月がベストといえます。

ステップ2:レンタルショップで自分好みのウエアを探してみよう!

それではレンタルショップへ行ってみましょう!

まず、レンタルの受付用紙に必要事項を記入します。

たんばらスクールLesson 04③

レンタルをするには、身分証明書などを提示しなければならないのが普通です。

免許証や学生証、保険証などを忘れずに持っていきましょうね!

それではウエアのレンタルから。

ズラッと並ぶウエアの中から、お気に入りの一着を選び出しましょう!

最近は、いかにもレンタルって感じじゃない、かわいいウエアを揃えているスキー場が増えてきました。

ただし、その手のウエアは数に限りがあるので、気に入ったウエアを手にできるかどうかは早い者勝ちですよ!

 

<レンタルウェアを選ぶ時のポイント>

 

ウエアを選ぶときは、ビギナーはピッタリサイズではなく、ダブダブしない程度に多少余裕をもったサイズをチョイスするといいでしょう。

また、各種のウエアがあるならば、ポケットにチャックなどがついているかどうかもチェック。

ビギナーは転ぶことが多いので、そのときポケットからモノが落ちないようになっていることは大切です。

たんばらスクールLesson 04④

ところで、ウエアのレンタルがあっても、帽子やグローブ、ゴーグルのレンタルはないというスキー場は、けっこうあります。こうした小物が借りられるかどうかは、前もって確認しておきましょう。

スキー場のセンターの中にはたいてい小物を売っているショップがあるので、持っていない人はそこで購入することもできます。

ただし、街中のショップよりも割高なこともあるので、節約派は事前に購入しておくといいでしょう。

ビギナーのためのマメ知識

 

~とっても大事なグローブ選び~

 

もしお財布に余裕があるのなら、ぜひ手に入れておいたほうがいいのが高機能なグローブ。

というのも、転ぶことの多いビギナーほど、グローブが濡れやすいからです。

質の高いグローブをレンタルしてくれるスキー場もありますが、一般的には廉価なものが中心。

防水性に優れた生地でつくられていて、袖口に雪が入り込みにくいタイプのグローブを用意しておくことをオススメします。

生地についていえば、「ゴアテックス®︎」などの防水透湿性素材(水の侵入を防ぎつつ、湿気を外に出す素材)を用いているものがベストでしょう。

デザインだけで決めずに、ショップでよく説明を受けて選びましょう。

ステップ3:更衣室でスノーボードウエアに着替える。体にフィットしているかをチェックしよう

ウエアを借りたら、「リゾートセンター」のパウダールームで着替えます。

先にブーツとボードを借りてから着替えてもいいんですが、今回はレンタルが混み合っていて時間があったので、着替えを先に済ませました。

更衣室には鍵付きのコインロッカーが完備しているので、荷物はこの中にしまっておきます。

たんばらスクールLesson 04⑤

ウエアはちょっと大きめだったかな……。

でも、ピッタリすぎるより、このくらいがちょうどいいとのこと。

サイズが合わなかったら、交換してもらいましょう。

ビギナーのためのマメ知識①

 

~ウエアの下には何を着たらいいの?~

 

スキーやスノーボードをする場合、ウエアの下には、「ヒートテック®︎」などの保温性下着を着るのがベストです。

こうした化学繊維のアンダーウエアは、暖かいだけでなく、かいた汗を生地の中に溜めないので、運動後の冷えも防止してくれます。

ちなみに、コットン製のシャツなど下着にすると、汗が溜まって冷えの原因になりがち。なるべく避けたほうがいいでしょう。アンダーウエアとスノーボードウエアの間に着る、いわゆる中間着も大切です。

昔はセーターなどを着ていたものですが、最近は薄くて軽いのに保温性の高いものがいろいろ出回っています。「フリース®︎」など、化学繊維でできたものがオススメです。

ビギナーのためのマメ知識②

 

~着替えた後、荷物はどこに置いておけばいいの?~

 

ロッカー

スキー場の更衣室には必ずといっていいほどコインロッカーが備え付けられているので、荷物はそこに入れておきましょう。鍵付きなので安心です。

スキー場によっては小型・中型・大型と、サイズ違いのロッカーがいろいろ用意されているところもあります。

基本的に有料なので、事前に小銭(100円玉)は用意しておきましょう。

料金は平均的に小型200円、中型300円、大型500円といったところです。

着替えた後、ゲレンデに出るための持ち物としては、帽子やゴーグル(サングラス)、グローブなどの小物類、必要なお金、携帯電話、女の子なら簡単なコスメの類。これから運動するのだから、余計なものは持たずになるべく身軽に。

ただし、鍵を掛けたあとに「あ、忘れ物!」なんて開けるはめになってしまうと、そのたびに料金がかかってしまいます。鍵を掛ける前に、なにを身につけておくか、なにを持って出るかをしっかりチェックしておくことが大切です。

ステップ4:足にあったブーツを選び、レンタルしてみよう!

レンタルショップに戻って、つぎはブーツとボードのレンタルです。

「たんばらスキーパーク」のレンタル料金は、ブーツとボードのセットで大人1日4,500円(2019シーズン料金)。BURTONのボードなど、ハイグレードタイプもあるので、経験者でも満足できるはず!

たんばらスクールLesson 04⑥

まずはブーツ。足のサイズを伝えて、ブーツを借ります。

 

<自分の足にぴったり合ったレンタルブーツの選び方>

 

ブーツサイズの確認の仕方は、履いたときにまずカカトをしっかり入れて、ツマ先の余裕がどうなっているかをみます。

履いたら紐をキツイくらいにしっかり締め、立ち上がってみて、その場で少し動いてみましょう。

そのとき、ツマ先が前に当たって足の親指が曲がってしまうようではダメ。

といって、余裕のありすぎでカカトが浮いてしまうのもNG。

足の指をしっかり伸ばして、前に触るか触らないか、ホンの少しスペースがあるくらいがベスト。

スノーボードは足のツマ先とカカトに乗って操作するので、サイズが合わないと足の動きが正しくボードに伝わらず、操作するのが難しくなります。

というわけで、サイズ選びは慎重に。

また、ほかにも当たるところがないかを確認しておきましょうね!

たんばらスクールLesson 04⑦

ビギナーのためのマメ知識

 

~靴下はどんなものを履いたらいいのかな?~

 

ウエア一式がレンタル可能といっても、普通靴下までは貸してくれません。日常使っているソックスでは薄すぎて足が冷たくなるのでNGです。

専用タイプのものを事前に用意しておくか、スキー場内のショップで購入しましょう。

オススメは、中厚手~厚手の、化学繊維でできたもの。

事前に購入する場合、スノーボード&スキーショップでなくとも、スポーツ用品量販店で安価なものが販売されています。

1,000~2,000円程度の出費で、初スノーボードがぐっと快適になること間違いなし!ですよ。

ステップ5:ボードをレンタルするときには初めてかどうか、また自分の利き足が右か左かを伝えよう!

技術レベルによって使用するボードの性能はいろいろ。

初心者であれば「私、初めてです」と必ず申告しましょう。

また、スノーボードは利き足の左右の違いによって乗る向き(スタンス)が変わってくるので、それを伝えることも忘れずに(係の人が尋ねてきます)。

あとは、足のサイズと身長を伝えれば、適切なものをスタッフが選んでくれます。

たんばらスクールLesson 04⑧

今回、私は、これから受けるレッスンに合わせて、ビギナー向けのレッスンに向いたボードをレンタルしました。

スノーボードメーカーのBURTONが開発した「LTR」というレッスン方法があり、ボードもそれ専用に開発されているんだとか。

たんばらスクールLesson 04⑨

これで準備万端!

でも、ブーツってどうやって締めるのかな……?

な~んて悩んでいたら、スタッフの方が教えてくれました。

多くのスノーボードのブーツにはボアというダイヤルがついていて、それを回すとどんどん締まるようになっています。

緩めるときは、ダイヤルを引っ張ってロックを外すだけなので、脱ぎ履きが簡単でした。

わからないことがあったら、ショップの人にどんどん聞いちゃいましょう!

たんばらスクールLesson 04⑩

これで準備万端。ゲレンデへ出発!です。

あ、くれぐれもコインロッカーの鍵をなくさないように注意しましょうねー。

ビギナーのためのマメ知識①

 

~スノーボードの装着の仕方は?~

 

スノーボートにブーツを装着するパーツはバインディングと呼ばれます。バインディングには背もたれのようなハイバックというパーツがついているので、まずそれを起こしてからヒールの部分にブーツのカカトを入れます。

カカトがしっかり収まったら、まず足首側のストラップ(アンクルストラップ)を締め、次につま先側のストラップ(トゥーストラップ)を締めます。最後にリーシュコード(流れ止め)を足のどこかに装着したら完了です。

初めての人は、雪の上に出る前に、レンタルコーナーなど室内で一度装着する練習をしてみるといいでしょう。

ビギナーのためのマメ知識②

 

~レッスンプログラム「LTR」って、いったい何?~

 

文中に出てきた「LTR」について、もう少し説明しましょう。

「LTR」は「ラーン(学ぶ)・トゥ・ライド(滑り)」の略。スノーボードメーカーのBURTON社が編み出した、ビギナー向けのレッスンプログラムのことです。

一番の特徴は、専用設計のボードを使うこと。エッジの角が丸められているので、不意にエッジが引っかかって派手に転倒する危険が少なくなっています。

また、ボード全体がしなやかにたわむようになっているので、ターンがしやすくなっています。このボードの使用を前提とした「90分でターンができるようになる」というレッスンプログラムが、「LTR」なんです。

用具に限らず、ウエアのレンタルまで利用すれば、ほとんど手ぶらでスノーボードをしに行くことが可能です。

グレードの高いボードを貸し出してくれるところもあって、ビギナーのみならず、最近のレンタル事情は中級者でも利用価値が高いといえるのでは?

なお、レンタルのシステムはスキー場によって異なるので、事前にホームページなどで確認しておきましょうね!

【協力】:たんばらスキーパーク
https://www.snow-tambara.jp/
【モデル】:佐藤あかり(エヌウィード)

たんばらスクールLesson 04①

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