長野県のスキー場アクセス・行き方は？新幹線・バス・マイカーで徹底比較！

長野県は数多くの名スキー場を持つ、スキーヤー・ボーダーにとって天国のような県です。都内やその周辺から滑りに行く場合は、マイカーや新幹線、スキーツアーのバスを利用するのが一般的ですが、どの方法にもメリットとデメリットがあり、所要時間も異なります。普段の生活で、あるいはこれまでのスキー旅行で使い慣れている交通手段以外にも目を向けてみると、その便利さに驚かされるかもしれません。

今回は、長野県へのスキー・スノボ旅行の交通手段(マイカー・スキーバス・新幹線)を、新幹線の駅からのアクセスや、「このスキー場へ向かうスキーバスにはどこから乗れるのか」といった情報を絡めてご説明します。

長野のスキー場へのアクセス方法は？

長野県の中でも、南側の山梨県に接する八ヶ岳周辺や、東側の埼玉県と接する軽井沢・佐久などは、東京から自動車で200kmと走らずにすむルートもある、決して遠くはない地域です。このような場所にあるスキー場へは、マイカーでもツアーバスでも気軽に行くことができます。また、軽井沢から長野市を通り、北側の新潟県へと抜ける新幹線をスキー旅行に活用するという方法もあります。

新幹線で行く場合

新幹線でのスキー旅行によく利用される長野県の駅は、軽井沢駅・佐久平駅・上田駅・長野駅・飯山駅などです。通常はこれらの駅から別の電車や路線バス、シャトルバスや送迎バスなどに乗り換えてスキー場へ向かうことになります。

費用は最も高くなりますが、道路ではなく線路の上を走る新幹線は、マイカーやツアーバスよりもスピードが早く、到着時刻が予定と大きくずれることもありません。そのため、最寄り駅まではとてもスムーズに行くことができます。

ですが、長野県のスキー場は駅から離れた場所にあることが多く、そうしたスキー場では新幹線のメリットを活かしきれません。新幹線の利用は、最寄り駅からのアクセスを確かめてから判断すると良いでしょう。

スキーツアーのバスで行く場合

長野県へのスキー旅行で困るのは、新幹線では駅からの距離が気になり、マイカーではインターから長距離を走ることになるスキー場です。スキーツアーのバスを利用すれば、そうしたスキー場にも出発地から座っているだけで直行できます。新幹線よりも移動時間は増えてしまいますが、面倒な乗り換えや長距離運転といった(スキー・スノボ以外の)余計なことに悩まされずにすみますから、考えてみる価値は十分にあります。

県北西部の白馬エリアへ行く場合は宿泊付きのツアーがおすすめですが、夜に出発して車内で眠り、翌朝スキー場に到着する「夜発バス」を利用すれば、日帰りでも満足感を得られます。

マイカーで行く場合

マイカーでは、上信越道で軽井沢方面から県内に入るか、中央道で八ヶ岳方面から入り、(必要なら)北を目指すことになります。(※関東と逆方向で考えるなら、名古屋からの中央道や、岐阜からの北陸道による北からのルートなどもあります)

とにかく手軽に行きたい時には、高速道路に直結している「佐久スキーガーデンパラダ」のような、高速道路の走行距離も、インターからの走行距離も短いスキー場がおすすめです。しかし、長野県には白馬エリアのように、インターからスキー場までの所要時間が60分を超える地域もあります。

出発のタイミングや途中の寄り道など、自由度の高さが魅力のマイカーですが、高速道路と一般道の両方で長距離を走る場合は、事前に無理の無い運転計画を考えておく必要があります。

長野のスキー場への新幹線でのアクセス

駅から徒歩でも行ける「軽井沢プリンスホテルスキー場」のような例外もありますが、長野県全体では、新幹線の駅からの移動時間が長いスキー場が目立ちます。また、スキー場によっては駅や近くのバス停とスキー場を結ぶバスが存在せず、タクシー(またはレンタカー)という選択肢しか選べないこともあります。

新幹線の停車駅から長野県のスキー場へのアクセスについて、詳しくは次の表を御覧ください。

※各スキー場の公式サイトで紹介されている、おすすめのアクセス方法です。所要時間が記載されていない場合は、時刻表から算出しています。

長野のスキー場へ行くスキーバスの出発地

東京だけでなく、大阪や名古屋でも長野県行きのスキーツアーは販売されています。しかし、ツアーの数や種類(＝目的地となるスキー場)は地域によって大きく異なり、複数の地域から行くことのできるスキー場もあれば、一つの地域からしか行けないスキー場もあります。

次の表は、「どの地域でツアーに参加できるか(＝スキーバスに乗り込めるか)？」を簡単にまとめたものです。

※日帰りバスツアーと宿泊付きバスツアーの出発地です。宿泊付きバスツアーだけの出発地には「※」を付けて、「大阪※」のように記載しています。