ブランクからの復活!おすすめのスキー場はどこ?
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記事作成日:
記事作成日: 2019-10-29
栃木県は、約600もの源泉を持つ温泉の豊富な地域です。スキー旅行で栃木県のスキー場へ行くなら、そうした温泉にも入りたくなるのではないでしょうか。
時間を忘れてお湯に浸かりたい時には、やはり温泉付きの宿がおすすめですが、すこしだけ早めにスキー・スノボを切り上げれば、日帰りでも十分に温泉は楽しめます。都内から短時間でアクセスできる栃木県のスキー場なら、このちょっとした寄り道で帰宅時間が大幅に遅くなる心配もありません。
そこで今回は、栃木県のスキー場の近くにある温泉地の中から、人気の温泉施設(※入浴専門の施設と、温泉への日帰り入浴が可能な宿)をご紹介します。
マウントジーンズ那須から約15分
「マウントジーンズ那須」の南西に位置する那須温泉郷。北温泉や大丸(おおまる)温泉といった温泉郷内の七つの温泉の中で、最も長い歴史を誇るのが「鹿の湯」のある那須湯本(ゆもと)温泉です。
鹿の湯の始まりは、今から約1,300年前。当時、山中で射られた鹿が逃げ込み、その傷を癒やしたのがこの温泉だと言われています。江戸時代には、大名たちも湯治場として利用していました。有名な俳人・松尾芭蕉も「おくのほそ道」で語られている旅の中で、この地を訪れています。暖かなお湯からは、そうしたはるかな時の流れが伝わってくるかのようです。
乳白色の硫黄泉に入る前に、ひしゃくで何度も頭からお湯をかける「かぶり湯」を行い、その後は比較的短い時間での入浴を繰り返すのが、鹿の湯でのおすすめ入浴法です。これは絶対的なルールではありませんが、可能な範囲で守ってみると、普通に入るよりも温泉効果を実感できるでしょう。
マウントジーンズ那須から約15分(+駐車場から徒歩で約10分)
せっかく遠くへ出かけるなら、すこし変わった温泉に入りたいと考える方も少なくないのではないでしょうか。那須温泉郷の中でユニークさが際立っているのは、この「北温泉旅館」です。
鹿の湯と違い、名前からは想像できないのですが、こちらは「大天狗が発見した」とされる温泉で、浴場の一つ「天狗湯」には巨大な天狗の面がかけられています。これは大天狗と一緒に入浴している気分を出すための工夫なのですが、初めて目にすると、かなり驚かされる光景です。この天狗湯は、日帰り入浴可能な時間帯は男性専用(※それ以外の時間帯は混浴)なのですが、他にも「芽の湯(※女性専用)」や「河原の湯」、「相の湯」といった浴場と、屋外の露天風呂・温水プール「泳ぎ湯」があります。
建物も含めたレトロな雰囲気にはファンが多く、映画やドラマの撮影にも使われたことのある、見た目も楽しい温泉です。
ハンターマウンテン塩原から約10分
「ハンターマウンテン塩原」の周囲には、西の川治(かわじ)温泉と南西の鬼怒川温泉、そして北東の塩原温泉郷という三つの温泉地があります。東北道・西那須塩原インター経由のルートで帰る場合には、その途中にある塩原温泉郷の中から温泉を選ぶことになります。
共同浴場「むじなの湯」はスキー場を出て最初に出会う「新湯(あらゆ)」地区の施設の一つです。「むじな」とは狸のことで、言い換えれば「たぬきの湯」というかわいい名前になりますが、湯船の中に直接湧き出している硫黄泉は熱さも成分の濃さも、とても本格的です。むじなの湯のすぐそばには「中の湯」と「寺の湯(※混浴のみ)」という共同浴場もあり、全体で大きな日帰り入浴施設のようになっています。
なお、ハンターマウンテン塩原の南側、車で5分程の場所には「エーデルワイススキーリゾート」があります。塩原や鬼怒川の温泉は、こちらからも同じように利用できます。
ハンターマウンテン塩原から約20分
新湯地区から先へ進むと、箒川(ほうきがわ)沿いに多くの宿が並ぶ、塩原温泉郷の本体とも言えるエリアに到着します。「ホテルニュー塩原」が建っているのは、その中程の「門前」地区。大きなバスターミナルを持ち、温泉郷の心臓のような役割を果たしている門前地区の中でも、ひときわ人気の高いホテルです。
さらに、2010年に大江戸温泉物語グループのホテルとなったことで、さまざまな部分の魅力が増しました。日帰り入浴が可能な入浴施設「湯仙峡(とうせんきょう)」のリニューアルもその一つです。
湯仙峡があるのは、全部で3棟からなるホテルニュー塩原の新館、その地下1階です。このフロア全体を占める湯仙峡は、さまざまなタイプの浴場を持つ、まさに温泉の桃源郷。日帰り入浴では入浴時間(※日帰り利用では20時まで)や使用できる浴場に多少制限がありますが、その魅力はたっぷりと味わえます。
ハンターマウンテン塩原から約40分
鬼怒川方面へ向かうと、スキー場から温泉施設までの所要時間は塩原方面より長くなってしまいますが、そのまま南に進めば、こちらからでも東北道に乗ることができます。つまり、東京方面への帰り道の一部と考えることができますから、移動時間は実質的には無いようなものです。
このエリアの鬼怒川温泉駅付近に建っている「きぬ川ホテル三日月」は、あの耳に残るメロディでおなじみのホテル三日月グループのホテルです。「リゾート&スパ」をキーワードとしているグループだけに温泉へのこだわりは強く、「庭園大回廊」と名付けられた空間には、さまざまな種類の浴場が用意されています。ジャグジーや寝湯、そしてホテル三日月のトレードマークとも言える純金の「黄金風呂」など、その多彩さは驚くほどです。泉質はアルカリ性単純温泉で、温泉らしさはやや控えめなものの、クセが無く誰もが入りやすいというメリットがあります。
日光湯元スキー場から約3分
「日光湯元スキー場」は、麓に奥日光湯元温泉という温泉地を持つスキー場です。入浴ができることで知られる奥日光湯元温泉の名所「日光山温泉寺」は残念ながら春から秋までの営業ですが、スキー場の出口付近から並ぶ宿の多くや入浴施設で、スキーシーズンも日帰り温泉を楽しめます。
「ゆ処山月(ゆどころさんげつ) 五識(ごしき)の湯」はスキー場から見て温泉街の反対端にあたる部分に位置しますが、その距離は700m程度で、車ならあっという間です。その「五識」という名前は、目の前の五色(ごしき)山と、耳や鼻などの人間の五識をかけたもの。いかにも温泉らしい硫黄の香りや心が和む水音、乳白色のお湯の肌触りなど、さまざまな形で日光の温泉の良さを感じられます。
浴場は、男女それぞれの展望風呂・露天風呂の計四つ。こちらは近くにあるホテル山月の施設ですが、完全に別の建物のため、館内の浴場を開放するタイプの宿よりも気軽に日帰り利用ができます。
※本記事内の情報は、すべて2019年10月時点のものです。
※所要時間は平常時の目安です。
計測にはGoogleマップを使用し、基本的に各スキー場の地図上の位置を始点としています。
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