スノボで顔まわりを演出する重要アイテム、ビーニー（ニット帽）とキャップ

スノーボードにおける帽子は、単に防寒のためだけのものではありません。転倒したときなど、帽子は大切な頭を保護する重要なアイテム。安全性にも大きく関わっているのです。また、顔まわりを演出する帽子は、スノーボードファッションの要にもなり得るのです。帽子の種類と機能を知り、ファッションコーディネートをぜひ楽しんでください。

スノボの帽子にはどんな種類があるの？

スノーボード用の帽子には、大きく分けてビーニーとキャップがあります。一般的なのはビーニー（ワッチとも呼ばれる）、いわゆるニット帽ですね。

スノーボードにおける帽子の役割はとても大きく、気温の低い雪山で頭や耳が冷えるのを防ぐだけでなく、運悪く転倒した際にも頭部を保護する役割を負っています。ですから、春先など気温が高い日は帽子なしで滑りたいという人もいるかもしれませんが、安全の面からも無帽での滑走は避けましょう。

さて、ひとことでビーニーといってもその種類や素材はさまざまです。素材についてはウールやアクリルなどがあります。

 

《素材》

 

・ウール：吸湿性が高く暖かい
・アクリル：速乾性があり、比較的リーズナブル
・ナイロンやポリエステル：上部で軽量。混紡して使われる

 

《種類》

 

・カフ：折り返しタイプのデザイン
・耳付き＆つば付き：イヤーキャップやつばなどがディテールとなっているデザイン
・イカビーニー：横からみるとイカの頭部のようなフォルムのデザイン
・ボンボン付き：頭頂部分にボンボンがついたデザイン

ビーニーは、スノーボードウエアのコーディネートの中でもこだわりが出やすいアイテムといえます。それだけにいくつものビーニーを持って、気分によって着け分ける人も多いようです。また、「バラクラバ」と呼ばれる、目出し帽も最近人気を集めているアイテムです。

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ヘルメットとビーニーを組み合わせ。これがスノーボーダー的なスタイル！

ビーニーなどのヘッドアイテムは、ファッションだけでなく安全性という側面も担っていることはおわかりいただけましたね。でも、安全性といえば、ヘルメットにはかないません。ヘルメットスタイルは最近かなりポピュラーになってきていて、頭部保護を第一の目的としながらも、ちょっとスタイリッシュなデザインタイプがいろいろ出回っています。

ところで、ビーニーの上にヘルメットを被っているスノーボーダーを見かけたことはありませんか？

本来は、専用のインナーキャップをつけてヘルメットをかぶるのですが、ファッションに敏感なスノーボーダーは、インナーキャップの替わりに、ビーニーを取り入れて独自の組み合わせを生み出したのです。いまでは、ヘルメット着用スノーボーダーのほとんどが、このスタイルだといってもよいでしょう。

もし、ヘルメットの下にかぶるビーニーを選ぶというときは、できるだけ薄手のものにしましょう。ヘルメットは「適正サイズのものをかぶる」のが大前提ですから、あまり厚みのあるビーニーだと、正しい装着ができなくなってしまいます。

一番ポピュラーなニット帽（ビーニー）の近年の流行は？

さまざまな種類があるビーニーですが、もっともポピュラーなのは「カフ」と「ボンボン付き」でしょう。また裏が起毛になっているものは肌触りがよく、暖かいのでおすすめです。ニット素材は、縫い目から冷たい空気が入りやすいのですが、裏が起毛になっていれば暖かく快適です。

また、筒状になっていて、ネックウオーマーやフェイスマスクとして使えるものも近年人気を集めています。タイプを問わず選ぶ際は、深さにゆとりがあるタイプのものだと耳まですっぽりおおうことができるのでおすすめです。

スタイリッシュに決めるならキャップやハットを見直そう

キャップやハットのスタイルも注目したいコーディネートです。

ただし、これらは防寒性よりもスタイリッシュさが魅力なので、暖かい春シーズン、軽快に滑りたいというときに活躍してくれるアイテムといえるでしょう。また、ビーニーに比べて頭部保護はそれほど期待できませんし、転倒すればどこかに飛んで行ってしまうかも…。ですから、あまりビギナー向きではないかもしれません。

ただし、上手にコーディネートすればかなりオシャレ！ 仲間に差をつけることができそうですね。