これだけは抑えておきたい!カービングターンを徹底解説

これだけは抑えておきたい!カービングターンを徹底解説

記事作成日: 2019-04-04

これだけは抑えておきたい!カービングターンを徹底解説

スノーボードをやっていると、必ずといっていいほど聞くことになるのが「カービングターン」という言葉。

それって何?私が今やっているターンとどう違うの?

ここでは「JAPAN SNOW ACADEMY たんばら校(たんばらスキーパーク)」のインストラクターさんに、カービングターンについていろいろ聞いてみました。

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ポイント1:エッジを立てて雪面を切る!

ビギナーが最初に覚えるターンというのは、雪の上でボードをスリップさせながら行うターン。車のドリフトターンに近いイメージです。

 

これに対して、カービングターンというのは、しっかり加重してボードをたわませるとともに、ボードの縁についている金属製のエッジを雪面に食い込ませ、ほとんどスリップさせないでターンしていく方法です。

よく勘違いされますが、カービングターンはカーブする(Curve=曲線)という意味ではありません。

「彫る」という意味のカーブ(Carve)です

つまり、エッジで雪面を彫る(えぐる)ようにターンするテクニックです。

スノボー エッジ

エッジを雪面に食い込ませるためには、ボードを雪面に対して立てる(これを「エッジを立てる」などといいます)必要があります。

細いエッジの上でバランスをとらなければならないので、スリップしながらのターンより難易度はかなり高めになります。

また、ある程度スピードがあったほうがバランスをとりやすいので、その意味でも、中級者以上のテクニックといえるでしょう。

 

カービングターンのメリットは、ブレーキがかかる要素が少ないので、スピードを殺さずにターンができること。

自分と同じように滑っているのに、上手な人がどんどん先にいってしまうのは、ターン中もスピードを保っているからなんですよ。

 

これだけは抑えておきたい!カービングターンを徹底解説

カービングターンの練習方法は、基本的にこれまでやってきたターンと同じです。

まっすぐ滑り降りるところから、トゥもしくはヒール側にターンします。

 

これまでのターンと違うのは、ボードにしっかり体重を乗せて、雪面にエッジを立てていくこと。ただし、エッジを立てることばかりに気をとられていると、体重がエッジに乗らなくなるので注意しましょう。

むしろ、エッジが立つのは、「体重をしっかり乗せた結果」くらいに考え、加重優先(エッジに自分の体重を押しつける感覚)にするほうがうまくいくと思います。

 

まずは、浅いターン弧で構わないので、ボードを踏み込んだときにどれくらい自然にターンしていくかを体感してみましょう。

ボードを強く踏み込む=エッジにしっかり荷重すると、その分ボードがしなってターン弧が小さくなります。

 

ただし、このような練習をするときには周囲に注意が必要です。

カービングターンはやはりスピードが出るので、周りに人が多くいるような場合は、すぐにブレーキをかける心の準備をしておきましょうね。

 

ステップアップのためのアドバイス

~エッジや滑走面の手入れはとても大切~

 

とくにアイスバーンなどの硬い斜面において、カービングターンを実現するためには、エッジをきちんと手入れしておくことが大切です。

熟練したスノーボーダーは、専用のシャープナー(ヤスリ)を使って自分でエッジを研磨しています

 

 

ただ、エッジの手入れはけっこう奥が深く、どのくらいの角度に仕上げるのか、どのあたりのエッジを重点的に研ぐのかなど、状況に応じて変えていく必要があります。

したがって、シャープナーの使い方ばかりでなく、滑走感覚についても相当経験を積んでいないと難しいものがあります。

 

エッジ研磨は初・中級者にはかなり敷居の高いワザでもあるので、自分のボードを持っている人は、専門店に依頼するといいでしょう。

 

一方、滑走面の手入れはそれほど難しくありません。

本格的なホットワクシング(ワックスを熱で溶かして滑走面に浸透させる)は別ですが、そこまでやらなくても、普通に市販のワックスを塗っておけば、とりあえず十分です。

簡単にワックスアップできるスプレータイプなども出回っているので、それらを利用するといいでしょう。

ワックスアップしてボードの滑走性がよくなると、ターンもしやすくなってきます。

 

また、マイボードはオフシーズンにワックスアップして保管しておけば、滑走面素材の酸化を防ぐことができ、いい状態が保てるという利点もあります。

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ポイント2:低い姿勢でやってみよう

エッジを立てるためには、それだけ体を傾けなければなりません。

このとき全身を棒のようにまっすぐ傾けようとすると、バランスをとるのが難しくなります。膝を少し深く曲げて、下半身でエッジを立てる意識をもちましょう。

 

低い姿勢になったときに気をつけたいのは、頭の位置。とくにトゥサイドでは、傾けようという意識が強すぎると、頭がボードの上から外れてしまいがちです。

足下から頭まで通る一本の軸をイメージし、それが常にボードの上にあるように意識しましょう。ちなみにこの意識をもつことは、ビギナーレベルの人にも有効なんですよ。

 

ステップアップのためのアドバイス

~足裏感覚を磨こう~

 

姿勢だけにこだわりすぎると、大切な意識が抜け落ちることも。

それは、「足のどの部分に体重がかかっているか」です。

カービングターンを目指せるようなレベルになったら、「つま先」「カカト」といったアバウトな意識ではなく、つま先側でも指先よりなのか、指の付け根よりなのかと、微妙な加重位置を感じ取れるようになりたいものです。

 

足裏は、ボードが滑る際の「センサー」の役割を担っています。

急に雪質が変わるなどしたときも、足裏がいち早くそれをとらえて体が反応するようになる。

そこまでくれば、もうエキスパートスノーボーダーの仲間入りです!

 

ポイント3:左右のエッジを素早く切り替える!

これだけは抑えておきたい!カービングターンを徹底解説

カービングターンをスムーズにつなげるには、トゥからヒール、そしてトゥと、素早く次のエッジに乗り換えることが必要です。

最初のうちは、これまでのターンと同様に、いったんボードをフラットにして下へ向け、それからターンに入ればいいのですが、徐々にエッジの切り替えが素早くできるようにしていきましょう。

素早いエッジ切り替えのカギは、抜重の方向です。

ボードをいったんフラットにする場合は、真上に立ち上がるようなイメージでした。しかし、より素早い切り替えのためには、斜面の下へ向かって立ち上がるイメージが必要になります。

たとえば、左ターン(レギュラースタンスではヒールサイド)が終わったら、右前に向かって立ち上がって抜重するということです。

これは、斜面に向かって飛び込んでいくような感じでもあります。

カービングターンは、ある程度のスピードがないとかえってやりづらいものです。また、斜面もある程度の斜度があったほうが、エッジを立てる意識をもちやすいですよ。

 

ステップアップのためのアドバイス①

~浅いターンから、だんだん深いターンへ~

 

しっかりターンせず、直滑降に近いS字を描くターン。これを「ターン弧が浅い」「浅いターン」などと呼びます。

その逆に、ボードが真横を向くくらいまでターンすることを「ターン弧が深い」「深いターン」などと呼びます。

 

端的に言って、浅いターンのほうがエッジの切り替えがしやすく、カービングの感覚もつかみやすいと思います。

深いターンが難しいのは、エッジを切り返す際、大きく体を谷側へ傾けなければならない点です。

ターンが終わるとき、体はターンの内側=山側に傾いているはず。そこから次のターンをするためには、体を大きく谷側へ倒し込んでいく必要があります。

ターンが深くなればなるほど、この傾きの差が大きくなることから、「深いターンのほうが難しい」となるのです。

 

ボードをほとんどズラすことのないカービングターンでは、ターン弧の深さによってスピードを調整することができなければなりません。徐々に深いターンができるようにしていきましょう!

 

ステップアップのためのアドバイス②

~スノーボードのターンの種類をもう一度おさらい~

 

カービングターンやドリフトターン、浅い弧のターンや深い弧のターンなど、ここまでいろいろ解説してきましたが、ターンの種類はそれぞれの滑り方のなかで、さらにロングターンとショートターンに分けることができます。

スノボー ターンの種類

【ロングターン】

回転弧が大きくてスピードを出しやすく、緩~中斜面に適した技術。

カービングのロングターンは滑っていてとても気持ちのいいものです。

 

【ショートターン】

早いリズムでターンを切り返していくため回転弧が小さく、スピードコントロールする際に適した技術です。

急斜面を下るとき、また幅の狭いコースをスピードコントロールしながら下るときに有効なテクニックです。

 

【ミドルターン】

ロングターンほど大きな弧ではなく、またショートターンほど早いリズムでもない、中間的なターンということで、よくミドルターンなどと呼ばれます。

 

スノーボードをより上達していくには、ロング、ショート、ミドルそれぞれのターン弧のなかで、カービングしたり、サイドスリップを多めにしたり、また弧の深さをコントロールできるようになっていくことが大切なポイントといえるでしょう。

 

 

憧れのカービングターン。できるようになるまでにはちょっと時間がかかるかも。

普段の滑りのなかで、少しずつエッジを立ててみて、「あ、これってカービングっぽくない?」と実感したあたりで、スクールに入ってレッスンを受けるというのも、いい方法かもしれませんね。目指せ! 脱・ビギナー!

 

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【協力】:たんばらスキーパーク
https://www.snow-tambara.jp/

 

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この記事を書いた人 スキー市場情報局編集部

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