知っておきたい!スノボーゴーグルの選び方
スキーやスノーボードにかかせないアイテムのひとつがゴーグル。種類も機能も数多くあり、選ぶのに悩んでしまいますね。今回は東京・神田にある「FUSO SKI & BOOTS TUNE」の佐山さんに、ゴーグルを選ぶときのポイントを教えていただきました。
Q ゴーグルのレンズの色によって違いはありますか?
A ゴーグルを実際に着けて中から見たときに言えば、オレンジやピンクなどのレンズの色はコントラストが取りやすいので、斜面のでこぼこ等のコブは見つけやすいです。あとは色の濃さですね。晴れのときは眩しさを考慮してグレーやオレンジなどの暗い色や濃い色を。そちらの方が眩しさを抑えられます。天気が曇っていると色の濃いレンズは逆に視界が暗闇になってしまうので、レンズは明るめを選ぶのがいいでしょう。基本的に使用するゴーグルが1つとなると、両方の天気に使えるオレンジとピンクの中間の濃さを選ぶのがおすすめ。日本人は特に黒目の人が多いので、晴れの日には比較的に強いので、どちらかといえば明るめのレンズを多用します。
Q レンズの色の種類はどれくらいありますか?
A オレンジ、ピンク、グレー、クリア、イエローが主体で、そこからまた色の種類が増えます。さらに偏光レンズという晴れの日の反射光をカットするタイプや、最近だと兆候レンズという紫外線を浴びるとレンズの色が変化するタイプも少しずつ出てきています。ただ兆候は新しく値段が高いので、シリーズはまだそれほど出ていません。
自分の瞳の色と天候に合わせてレンズを選ぼう
Q どれくらいでゴーグルは買い替えるべき?
A 1年で40から50日滑っている方だと、1〜2シーズンでゴーグルは買い替えるべきですね。年間で1〜2回滑りに行く人だとゴーグルは保たれますが、劣化はどうしても止められないので使わなければスポンジはボロボロに。スキー・スノーボードが好きであれば1〜2年に1回の買い替え、滑りに行くのが少ない場合は、5年は持ちますがスポンジは悪くなってしまいます。
Q メーカーの違いはどういうところですか?
A 海外メーカーの商品がそのまま海外仕様で日本に渡ると、日本人の鼻の高さに合いません。例えば、SWANSという日本メーカーは「アジアン・フィット」という日本人仕様になっています。日本人に合うように鼻の部分を盛り上げてスポンジの形を盛っているのがアジアン・フィットという物です。海外の商品が好きであれば一度試着してみるのが大事になります。
使っていないゴーグルはスポンジがボロボロになっているので注意しよう
Q スキー場で売っている安いゴーグルとお店で売っている商品の違いはどのあたりでしょう?
A 一番大きな違いは曇り止めの強さですね。3,000円で売られているゴーグルは利益重視になっているので、違いは曇りやすさに一番出ます。曇り止めの中に水分を貯めていける量が多いのが高いモデル。安いモデルだと許容量が少ないのであっという間に曇ります。ただ、高いのも扱い方次第です。1回の使用でダメになったという方のレンズを見ると、ものすごくレンズを触った痕があります。できれば内側は曇り止めが付いているので触らないほうが良いです。曇り止めとはレンズに透明なノリみたいなものが塗ってあるので、曇ったからといってガーっと触ってしまうと曇り止めを取ってしまいます。できれば触らないで、軽く水分を寄せるくらいがベストです。
豊富な知識を持つ佐山さん。ゴーグル選びに悩んだら相談してみましょう。
Q こちらでは何種類のゴーグルを置いてあるのですか?
A SWANSはほとんどの種類を置いてあります。神田近辺のお店では2番目くらいに種類は多いと思います。お客様の好みや目の色に合わせて提案しています。海外の方は色素が薄いので濃い色を、逆に日本人は黒目が多いので明るめの色レンズを。もちろん日本人でも黒目が強い人、弱い人といます。しかし、目も変わっていくので、そのときの状態にいちばん合うゴーグルを探すのが大切になるので、店員さんと相談しながら選ぶと良いでしょう。
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