新幹線スキー 板・スノーボードの持込場所は?
初めての新幹線スキー・スノボ旅行では、わからないことも多いもの。特に、かさばるスキー板やボードについては、「車内に持ち込んで良いのか、レンタルや宅急便が必須なのか?」と悩んでしまうかもしれません。
ですが、心配することはありません。新幹線のルールでは、どちらも持ち込み可能なサイズですし、置き場所もいくつかあります。
今回は知っていると役に立つ、新幹線でのボード・スキー板の置き場所についての豆知識をご紹介します。
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この前新幹線で行った時はさ、荷物置き場みたいなとこに置けたよね?
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あれって、必ずあるわけじゃないのかしら? 別の新幹線には無かったみたいだし・・・
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そう、実は新幹線――というか、車両のタイプによって、置き場所の数は違うんだ。ちょっと複雑だから、よ~く聞いてね!
荷物棚
一般的な列車の網棚のように、新幹線にも座席の上に荷物を載せるための棚があります。そこそこ幅があるため、ボードもスキー板もここに置けますが、問題はその長さ。確実に前や後ろの席の方のスペースにはみ出してしまいます。また、ここは誰もが利用しやすいスペースのため、空いていないことも多いです。うまく置ければラッキーですが、平日など乗客が非常に少ない場合以外では、あまり期待しない方が良いでしょう。
一番後ろの席と壁の間
荷物棚と同じように、どの新幹線でも利用可能な定番の置き場所です。ただし、すでに他の方がこの席に座っていると、「邪魔」「リクライニングができなくなる」といった理由で断られることもあります。だからといって、確認をせずに黙って置いてしまえば、トラブルの原因になりかねません。ここに置きたい場合は、指定席なら座席指定をし、自由席ならできるだけ早めに乗り込んで、この座席を確保するのがベストです。また、「一番前の席に座り、目の前の壁に立てかける」というアイデアもありますが、いくら揺れの少ない新幹線とはいえ、支えが無いのは少々不安です。こちらの方法を選ぶ場合は、不意に倒れてしまうリスクも考えておくべきでしょう。
デッキの荷物置き場
一部の新幹線(E2・E3系)には、デッキ(客室の外の部分)にスキー板やボードが収容できるような荷物置き場があります。「大型荷物置き場」と呼ばれることもありますが、狭いデッキの一画に作られたものですから、幅も奥行きもそれなりですし、スキー板やボード専用という扱いではないことには注意が必要です(E2系の場合は中段に板を入れ、スーツケースなどを収納できる二段式の荷物置き場として使われることもあります)。E3系の荷物置き場は奥行きが狭く、スキー旅行を意識した構造ですが、やはり専用という扱いではなく、他の荷物も置かれます。混雑する時期には、あっさり埋まってしまう可能性が高いですから、あらかじめ当日乗り込む新幹線のタイプを確認しておきましょう。
デッキに荷物置き場がある新幹線
たにがわ
※E4系のMaxたにがわには荷物置き場がありません。
はやて、やまびこ、なすの
これらはE2・E3系以外の車両(E5・E6系)の場合もあります。
※E3系の場合は11号車・13号車のデッキには荷物置き場がありません。
かがやき、はくたか、つるぎ、あさま
※E7系ですが、グリーン車のデッキにのみ荷物置き場があります。
客室の荷物置き場
現在はごく一部(JR東日本ではE7系)だけですが、客室に荷物置き場が用意されている新幹線もあります。これは最前列の座席(右側の2席分)を撤去したスペースにあり、幅と奥行きはデッキの荷物置き場とそう変わりませんが、「二段式固定」という大きな違いがあります。スキー板やボードは棚の前面に立てかけ、備え付けのベルトで固定するという仕組みになっているため、置ける数は限られます。さらに、E7系の場合は「偶数号車にしか無い」という制限もあります。デッキの荷物置き場のように、完全に視界の外に消えてしまわないのは安心ですが、こうした違いがあることも覚えておきましょう。
客室に荷物置き場がある新幹線
かがやき、はくたか、つるぎ、あさま
※偶数号車のみ。グリーン車(11号車)のデッキにある荷物置き場も要チェックです。
はやぶさ、こまち、やまびこ、なすの
現時点(2017年12月)では完了していませんが、E5・E6系の客室にも荷物置き場の設置が進められています(E5系は2017年7月より進行中で、2018年の2月頃までに完了予定。E6系はその後に開始し、2018年の8月頃までに完了する予定です)。E5系は2・4・6・8号車、E6系は13・15・17号車が設置対象となります。また、どちらのグリーン車のデッキにも荷物置き場が設置されます。
自分の席
どこにも置けなかった場合は、自分の席でスキー板やボードを抱えてすごすことになります。1~2時間のこととはいえ、どちらも大きな荷物ですから、なかなかやっかいです。できるだけ他の場所に置けるように努力してみましょう。
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うわ~、ややこしい! やっぱり、一番後ろに置いちゃうのが確実だね!
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でも、それはみんな考えるでしょ? 『他に置ける所がある』ってわかってる時は、そっちを狙った方がいいんじゃない?
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どっちの意見も正しいと思うよ。一番まずいのは、『迷ったり探したりしている間に、どこにも置けなくなっちゃう』っていうパターンなんだ。だから、あらかじめ方針を決めておいて、当日は素早い行動を心がけてね!
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