スノボーの技を決める為に
ある程度上達してくるとただ単にスノボーで滑るだけでの楽しさは半減してきます。そうなると次はよりカッコよく滑る為に、滑走中に様々な技を決めたりします。初心者が技を決めようとすると転んでけがをするのがおちですが、ある程度練習して技が決まるとゲレンデでも注目されます。そして、自己満足かもしれませんが自分で自分をカッコいいと思いこむことが出来ます。今回は技の中でも基本のグラトリについて紹介します。
グラトリとは平地で行うトリックの総称
グラトリ(グラウンド・トリック)とは、平らなバーンで繰り出すトリック全般のことを指します。ボードを回転させたり(スピン)、ボードのどちらか先端を浮かせたり(マニュアル)、押し付けたり(プレス)、あるいは複数のアクションを繋げてコンボトリックにしたりと、そのバリエーションは滑り手の発想力によって無限に広がります。
グラトリの種類 (オーリー、ノーリー)
どちらもスノーボードでジャンプをするための前動作のことで、ノーズ(前方)を引き上げながら後ろ足を弾いてジャンプするのがオーリー、反対にテール(後方)をしならせ前足で板を弾いてジャンプするのがノーリーです。オーリーもノーリーも、ほとんどのグラトリの出だしに繰り出す基本的かつ重要なアクションです。
グラトリの種類 (スピン系)
文字通り回転系のトリックです。進行方向に向かって前向きに回るのがフロントサイド(FS)スピン、後ろ向きに回るのがバックサイド(BS)スピンと言います。 回転数は数字で表し、180なら半回転、360は一回転、540は一回転半と、半回転増えるごとに数字は180増えていきます。
グラトリの種類 (プレス)
プレスとは進行方向に対してボードを横にずらし、前足もしくは後ろ足に加重してボードを押し付けるトリックのことです。
グラトリの種類 (マニュアル)
マニュアルはノーズ、テールのどちらか一点に乗り、反対側の先端を浮かすトリックです。
コンボトリック
ここまで紹介した各アクションを繋げて複合させるのがコンボトリックです。滑り手によって複数のアクションを繋げてコンボトリックに出来るので、そのバリエーションは無限に広がります。是非色々試してみて下さい。その気になれば、リフトを降りてから再びリフトに乗るまで、ずっとグラトリだけで滑走をすることも可能です。練習にも地形を選ばないので、その他の技に比べ習得するのも早いです。紹介したようにバリエーションがたくさんあるので、好きなもの、得意なものから練習していき、自分のペースでどんどんステップアップできるのもグラトリの魅力です。
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