お店にお任せ! ボードメンテナンス
今年もあと1ヶ月でスキー場のオープン! シーズンが開幕したらすぐにガッツリ滑りたいのであれば、今のうちからしっかりとボードのメンテナンスをしておきましょう。今回はボードメンテナンスのプロ、チューンナップショップでのメンテナンスをご紹介いたします。
今回、取材させていただいた神田・御茶ノ水にある「ONE MAKE TUNE UP SHOP」
あなたはネットで申し込む派?それとも直接持ち込む派?
近年ではネット受付のお店が多数あります。板を宅配便で送るだけで済むので手間がかからず、お店によってはネット受付で値引きをしてくれるのも魅力です。その一方で、直接持ち込むことで、傷や痛みをチェックし最適なメンテナンス方法を提案してくれるお店もあります。こちらはメンテナンス内容に納得してから作業に入るので、希望通りの仕上がりが期待できます。それぞれに利点があるので、自分のライフスタイルに合ったお店を選びましょう。
滑走面を磨く「サンディング」作業。これで滑走面の汚れを落とします。
コースメンテナンス -滑走面のメンテナンス
預けるお店が決まったらあとはお店にお任せ。メンテナンスといっても板の状態によって様々な方法がありますが、東京・神田にある「ONE MAKE TUNE UP SHOP」でのセットメンテナンス内容を例としてご紹介します。
まずは「サンディング」といわれる機械で、古くなった滑走面を削ります。傷の入ってしまった板は滑走性、直進性、耐久性に悪い影響を与えるため、この作業を行なうことで板をフラットな状態に整えます。次に「ソールリペア」。専用の補修剤を加熱し、ソールの傷に溶着させます。こうすることで剥がれにくい強固な補修が行え、ワックスの浸透率も高まります。滑走面の最終仕上げは「ストーンフィニッシュ」。ボードの滑走面に規則的な細かい傷(溝)を意図的に入れるストラクチャーという方法で、滑走面に水の流れる道を作り滑走性を高める為に研磨していきます。
ボードをストラクチャー中。これをするだけで滑走性はグンと上がります。
コースメンテナンス –滑走面へワキシング
滑走面のメンテナンスが終わったら、ワキシング作業へ移ります。「ONE MAKE TUNE UP SHOP」では2種類のワキシング方法があります。ひとつは「HOT WAX」。専用のワックスマシンを使用し、ワックスを液体状に溶かして滑走面にワックスを浸透させます。もうひとつは次世代ワックスと呼ばれる「WAX FUTURE」。遠赤外線で板を芯から温め、ワックスを奥へ奥へと染み込ませます。全体的に温めることでワックスが均一にかかり長持ちしまするようになるのです。価格はそれぞれ違いますが、好みにあったワキシング方法を選びましょう。
メンテナンス終了したボードは見違えるほど生まれ変わります!
今年はショップメンテナンスにチャレンジ!
これでコースメンテナンスはすべて終了。完成したボードは自宅への配送も可能だそうです。メンテナンス日数はどの時期でも10日〜14日ほど。どうしても早く済ませたいという方は追加料金で早く仕上げてくれます。お店でメンテナンスしてもらえばお金は自分でやるよりもかかる分、手間・時間・仕上がりが格段に違ってきます。今年は是非一度、ショップメンテナンスを受けてみることをお勧めします。
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