自宅で簡単にできる ボードメンテナンス
スキーやスノーボードを滑る前に大切な作業のひとつが板のメンテナンス。
でも実際どうやってメンテナンスをしたらいいのでしょう。
ただワックスを塗ればよい、あるいは何もしなくても大丈夫と思いがちですが、それは違います。
チューンナップ&メンテナンス専門店が教えてくれたスキー板やスノーボードのメンテナンスに重要な4つの要素をもとに、今期は滑る前のメンテナンスに挑戦してみましょう。
去年使ったままのボードには汚れやサビがたくさん付いています
汚れをしっかり落とそう
ゲレンデで滑っていると、摩擦によって板の滑走面に静電気が起き、汚れが付着します。
汚れが蓄積するとガサガサと滑りが悪くなっていきます。
水はけが悪くなり、スピードが出なくなったり、転びやすくなったりします。
そんな状態の滑走面にいくらワックスを塗っても汚れはそのまま、板はますます痛みます。ということで、ワックスを塗る前にはブラシ等でしっかり汚れを落としましょう。
それだけで板の保ちはだいぶ違います
市販のスティックタイプのワックス。これなら簡単にワックスがけができる!
ワックスをかけよう
最近のスノーボードショップには、一般の方でも簡単にかけられるワックス製品が販売されています。
本来はアイロンのような温める道具を使って固形ワックスを延ばしていきますが、最近ではスプレータイプや液状タイプなどがあり、値段によって良し悪しは違うものの、自分でも手軽にワックスがけができます。
まず綺麗に汚れを落とした滑走面にワックスを塗りましょう。
なるべく全体に行き渡るようにワックスを延ばしていきます。その後すこし乾かし、ブラシ等で擦ってワックスを剥がすと艶が出てきます。
これだけでワックスがけは終了です。このように一般の方にも手軽にワックスがけができます。
ワックスを剥がす
ワックスを塗った後、何故せっかく塗ったワックスをブラシで擦り剥がしてしまうのか。
ワックスがけで大切なことは、薄く均一に塗るということだからです。
自動車にワックスをかけた後、拭き取るのと同じで、余分なワックスが白く残っていると水はけが悪くなります。
しかしお店ではなく一般の方が自宅等でワックスを塗る場合、プロと違って薄く均一に塗るのはとても難しいことです。
そこでブラシ等で擦り、厚塗りになった部分のワックスを剥がしてあげると、均一で綺麗な面ができあがります。ただ塗るだけでなく、ひと手間かけてあげることで長くワックスを保つことができるのです。
しっかりメンテナンスした板は水はじきも抜群!
滑った後のメンテナンス
一度ワックスを塗ったら、しばらく大丈夫かと思いがちですが、せっかく塗ったワックスをよりよく保つために、ゲレンデで滑った後はしっかりと汚れを落としましょう。
汚れをこまめに落とすことで、その後チューンナップショップにメンテナンスに出したときの効果が違います。
板の汚れを落とすことは、女性がクレンジングでメイクを落とすのと同じ。
滑りやすさを長く保つ為に、こまめにクリーニングをすることはとても大切なことです。
ここまでの流れを読んでスキーやスノーボード板のメンテナンスがどれだけ重要かがわかっていただけたでしょう。
難しいと感じた方は、ぜひチューンナップ店を利用してみましょう。
直接あなたの板を見てもらうことで、どういったメンテナンスが必要かのアドバイスを的確に、あるいはきちんと加工をしてくれます。
大切なのは「いかに板をなるべく良い状態で保つかどうか」です。
お店でも自宅でも、今シーズンはしっかり板のメンテナンスをし、ストレスのない滑りを体感してみましょう。
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