近くのスキー場と遠くのスキー場はどう違う?

近くのスキー場と遠くのスキー場はどう違う?

記事作成日: 2021-02-11

スノボツアーモデルイメージ画像

スキーやスノボを始める時は、自宅から比較的近い距離にある、コンパクトなスキー場の方が気軽に利用できます。群馬・栃木・山梨などの、東京からアクセスしやすいスキー場は本当に便利です。

 

しかし、滑ることに慣れてくると、長野や新潟といった他の地域のスキー場にも興味が出てくるのではないでしょうか。その時、次も同じように近くのスキー場へ行くか、それとも思い切って遠くのスキー場を試してみるべきか、すこし悩むことがあるかもしれません。

 

多くのスキーヤーやボーダーが、長い移動時間が必要な場所へ、時には宿泊も視野に入れて滑りに行くのは、やはりそれだけの理由があるからです。

 

はたして、その理由とはどういったものなのでしょうか?

 

 

まる
最近スノボを始めた友達に『そろそろ長野とか新潟のスキー場に行ってみない?』って聞いてみたんだけど……なぁ~んか、反応が薄いんだよね。
ベル
たぶん、今より長い時間をかけて、そういうスキー場に行くメリットとか理由がわからないんじゃないかな? スキー場って、たとえばテーマパークの『そこでしか体験できないアトラクション!』みたいな違いが見えにくいからね!
しえ
そうそう!私も、最初は『雪が積もってるなら、どこでも滑れるのに……』って思ってたの。『近くですむんだから、遠くに行く時間とお金がもったいないな~』って。
ベル
でも、今はその考えが変わったんだよね。しえちゃん達がすこし移動に時間のかかるスキー場へ行く理由って、何かな?

 

 

理由1: 雪の質や量

スノボツアーモデルイメージ画像

雪質の良さは中~上級者を特定のスキー場に向かわせる重要なポイント。

良質な天然雪のゲレンデは、人工雪よりも自分の滑りを制御しやすい。

 

スキー場に降る雪の質や量は、その位置や海からの距離・高さ・地形(※「周囲を山に囲まれているか?」「斜面がどの方角を向いているか?」など)といったさまざまな要因に影響されます。

 

降雪量が少ない場合、不足する雪は人間が用意しなくてはいけません。割合はスキー場ごとに違いますが、ゲレンデのほぼ全体を人工雪が覆うような場合もあります。

 

こうした人工雪には「早い時期からオープンできる」「常に同じようなコンディションを保てる」といったメリットも多いものの、「天然の雪よりも硬くなりやすい」という特徴があります。

 

つまり、路面と同じでスリップしやすくなるわけです。これは「速度が出る」とも言えますが、多くの方には「コントロールがすこし難しい」というデメリットに思えるのではないでしょうか。

 

天然雪のエリアがゲレンデの大部分を占める(または完全に天然雪だけの)スキー場は、人工雪が中心のスキー場とは逆に「ゲレンデの状態とオープン時期は、すべてその年・その日の天候次第」というデメリットを持ちます。しかし、「天然の雪ならではの心地よい滑りを楽しめる」というメリットはそれ以上に大きく、多くの人々を魅了しているのです。

 

雪質の良いスキー場

スノボツアー白馬八方尾根スキー場白馬八方尾根スキー場 (長野県)

 

長野県の白馬エリアには、海外からも注目されるほど良質な雪が降ります。エリア内のスキー場はいずれも個性的で、この「白馬八方尾根スキー場」には「中~上級者向けのコースが豊富」という特徴があります。

 

そのため来場者も中~上級者の割合が多く、滑走している姿を眺めているだけでも勉強になることも。向上心が刺激されるという意味でも、今以上の上達を目指すなら、ぜひ訪れてみたいスキー場です。確かにハードルは高いのですが、だからこそ乗り越えた時の感動や達成感も大きいです。

 

もちろん、難易度の低いコースもまったく無いわけではありません。まずはそこからスタートして有名な白馬の雪を体験し、すこしずつレベルを上げていくという付き合い方もできます。

 

 

 

白馬五竜スキー場エイブル白馬五竜&Hakuba47 ウィンタースポーツパーク (長野県)

 

「エイブル白馬五竜」も、白馬エリアで人気の高いスキー場です。隣接する「Hakuba47」とはリフト券が共通になっているため、一つのスキー場のように滑ることができます。白馬エリアに滞在する場合、日替わりで複数のスキー場へ行くという選択肢もありますが、エイブル白馬五竜&Hakuba47なら、1日で2ヶ所分の体験ができてしまうわけです。

 

エイブル白馬五竜側は、程よい長さのコースを適切に配置した王道の造りです。最難関の「チャンピオンエキスパートコース」では、最大斜度35度という急斜面に挑戦できます。

 

それに対し、Hakuba47側は、3,600mの「R-7」をはじめとした2,800mや2,500mのロングコースと、多彩なアイテムをそろえたパークといった、目を引くものが多い構成になっています。

 

 

 

理由2: スキー場の規模

快晴 モデル

大規模なスキー場は、楽しみ方の幅も広い。

日帰りで繰り返し訪れても、数日滞在して通っても飽きにくい。

 

スキー場の敷地が狭いと、コースの数や長さが制限されますし、リフトなどの移動手段の配置にも余裕が無くなります。逆に敷地が広ければ、長い直線コースをはじめとした多数のコースが期待できますし、必要な場所に十分な数のリフトやゴンドラを設置できます。

 

また、これはスキー場の形状にもよりますが、多くの場合は複数のコースを連続して滑走する時の総距離も長くなります。

 

反面、「場内の移動に時間がかかってしまう」というデメリットも出てきますが、新たなスキー場を探している(=まったくの未経験者ではない)」方なら、「滑る範囲を限定する」「滑る順番を大まかに決めておく」といった方法で、この問題に対処できるでしょう。

 

また、1日で滑りきれない規模のスキー場を選んでも、宿泊が必須になるわけではありません。日帰りで行ける場所なら、行くたびに滑る場所を変えていくという方法でも楽しめます。

 

長さや難易度、そして見える景色などが違うコースがいくつもあれば、繰り返し同じスキー場を訪れても、毎回違った刺激を受けられるでしょう。

 

規模の大きさを感じられるスキー場

スノボツアー上越国際スキー場上越国際スキー場 (新潟県)

 

日本の大規模スキー場として、よく話題になるのが、この「上越国際スキー場」です。一般的には「四つのエリアを持つスキー場」と表現されますが、その実態は隣接する四つのスキー場をひとまとめにしたようなもの。訪れた方からは「とにかく広い!」という驚きの声がよく聞かれます。

 

端から端まで移動するだけでも、かなり時間がかってしまうため、事前にどう滑るかを考えておく必要はありますが、それも楽しみの一つと言えるでしょう。

 

何度も通い、そのたびにすこしづつ新たなコースを開拓していく喜びは、大規模なスキー場ならではのもの。入口部分の「マザーズゾーン」から反対側の「フォレストゾーン」まで、それぞれの個性を味わいながら滑っていきましょう。

 

 

 

スノボツアー志賀高原スキー場志賀高原マウンテンリゾート (長野県)

 

「志賀高原マウンテンリゾート」では、エリア内18ヶ所のスキー場を、1枚のリフト券で自由に滑ることができます。隣接する2~3ヶ所のスキー場なら、全体を一つのスキー場として扱ったり、共通リフト券を用意することは珍しくありません。

 

しかし、志賀高原マウンテンリゾートの場合は完全に離れているものもありますし、その数も18と驚くほど多いです。

 

すべてのスキー場が連絡コースやリフトでつながっているわけではないため、時にはエリア内を走るバスなどを利用して移動することになりますが、そのひと手間も良い思い出になります。それぞれの設計思想が感じられるスキー場に次々と挑んでいくのはとても楽しく、他のスキー場とは違う体験が期待できます。

 

 

 

理由3: パークの充実度

スノボツアー竜王スキーパーク

・土地に余裕のある場所のスキー場は、スノーパークのスペースも確保しやすい。

・パークにこだわるなら、多少遠くてもアイテム豊富なスキー場を選びたい。


スノボが普及した現在では、多くのスキー場で見られるスノーパーク。その広さや設置されているアイテムの数・種類は、スキー場ごとにまったく違います。

 

アイテムが少なければ順番待ちの時間も長くなってしまいますし、同じようなものばかりでは、できることの幅が狭くなります。場内の広い面積をパークに割り当てることが難しい近場のスキー場は、パークを重視する方には、すこし物足りなく見えてしまうかもしれません。

 

もちろん、「目の前にある限られたものを、どう活かすか」を考えることも大切ですが、やはり選択肢は多ければ多いほど良いものです。「自分の理想に近い、より良いパークを選びたい」ということも、遠くのスキー場へ出かける十分な理由になるでしょう。

 

パークが充実しているスキー場

スノボツアーX-JAM高井富士パークX-JAM高井富士&よませ温泉スキー場 (長野県)

 

「X-JAM高井富士」は、その規模が日本最大級と言われるほどパークに力を入れているスキー場です。4ヶ所のパーク・47アイテムという数字は、その言葉を裏付けるもの。多彩なアイテムを活用するだけでなく、巨大なハーフパイプに挑戦することもできます。

 

特にハーフパイプは設置されているスキー場があまり多くないため、これが選択の決め手になることもあるでしょう。パーク以外の部分も、十分な数と種類があるコースや、超上級者向けの自己責任エリアなど、妥協がありません。

 

共通リフト券が販売されていて、連絡コースで行き来できる「よませ温泉スキー場」には競技としてスキーを楽しむ方向けのコースが多く、こちらもX-JAM高井富士に負けない個性的なスキー場となっています。

 

 

 

白樺湖ロイヤル白樺湖ロイヤルヒル (長野県)

 

「白樺湖ロイヤルヒル」があるのは、中央道で山梨を抜け、長野に入った辺りの白樺湖エリアです。所在地は長野県ですが、「遠い」とまでは感じない方も多いかもしれません。気候もやや山梨寄りで、一部天然雪エリアもあるものの、人工雪の部分が多めです。

 

すぐそばには「車山高原SKYPARKスキー場」と「しらかば2in1スキー場」が、そして手前の八ヶ岳周辺にも複数のスキー場があります。この競争の激しいエリアで、白樺湖ロイヤルヒルの大きな特徴となっているのは、パークを重視する姿勢です。

 

場内のパークは3ヶ所で、初歩的な練習用のZONE1、すこしレベルの上がったZONE2、そしてメインとなるZONE3と役割が分かれています。ZONE3に集まる上級者の姿を見るだけでも楽しいスキー場です。

 

 

 

理由4: スキー場周辺の観光

スキースノボイメージ

・スキー・スノボ旅行に、観光の楽しさを加えられるスキー場も多い。

・気になる観光地への期待感は、長時間の移動のストレスを和らげてくれる。

 

「スキーやスノボのためだけに、わざわざ遠く離れた場所へ行くのが面倒」という気持ちが強い場合は、スキー・スノボ旅行にそれ以外の理由を加えてみてはいかがでしょう。

 

たとえば有名温泉地のスキー場なら、同時に温泉旅行気分も味わえます。また、本州を飛び出して北海道のスキー場へ行き、広大な北海道での観光を楽しむ、といったプランも考えられます。

 

それ以外のスキー場でも、見たい場所・行きたい場所に近い(または往復する際に通過する)ことはあるはずです。こうした観光要素を重視して、「冬の観光旅行のついでに、いつもより遠いスキー場も試してみる」と考えれば、だいぶ気楽に新たなスキー場へ行くことができるのではないでしょうか。

 

観光も満喫できるスキー場

スノボツアー野沢温泉スキー場野沢温泉スキー場 (長野県)

 

外湯と呼ばれる共同浴場がいくつもあり、それぞれの違いを比べるのも楽しい野沢温泉。この温泉街を見下ろすスキー場が「野沢温泉スキー場」です。ごく普通の温泉旅行の目的地として選ばれることも多い、全国的に有名な温泉地ですから、観光面での満足感は十分すぎるほど。そして、スキー場もそれに負けない魅力を持っています。

 

山頂部から扇形に枝分かれしていくコースの数は、全部で40本以上。連続滑走距離も約10,000mと、非常に大規模です。豪雪地帯ですから雪の量も不安がなく、ゲレンデを覆うのは100%の天然雪です。

 

自然のもたらした雪の素晴らしさを満喫した後は、自慢の温泉で夢心地に。空いた時間に温泉街の散策などもしながら、じっくり攻略したいスキー場です。

 

 

 

札幌テイネスキー場サッポロテイネスキー場 (北海道)

 

「サッポロテイネスキー場」は、札幌市内の中心部から車で約40分で行けるスキー場です。他の県がいくつも入ってしまうほど大きな北海道では、十勝や富良野といった有名な観光地や、海外にも雪質の良さが伝わっているニセコなど、さまざまな場所でスキー・スノボを楽しむことができます。

 

しかし、北海道の心臓とも言える札幌での観光を考えるなら、サッポロテイネスキー場のアクセスの良さは見逃せないメリットになります。

 

札幌市街のすぐそばにあるスキー場ですが、北海道(中心部)の気候により雪質は良好。札幌オリンピックで使われたコースや聖火台などもあり、場内でも観光スポットを訪れたような気持ちになれます。もちろん、そのコースは今も現役ですから、実際に滑って当時の空気を感じることもできます。

 

 

 

すこしだけコースが多い・長いスキー場から始めるのもアリ!

スノボツアーモデルイメージ画像

・東京の近くにも、コース数が多いスキー場や長距離滑走ができるスキー場はある。

・行動範囲を広げる前に、そうしたスキー場を試すのもおすすめ。

 

いきなり長野や新潟のスキー場へ行くことが難しい場合は、東京からそれほど距離が離れていないスキー場の中から、比較的規模の大きなものや、長い距離を滑れるものを探してみましょう。

 

大きな変化でなくても、普段の(コンパクトな・初級者向けの)スキー場との違いは体験できるはずです。そして、より多くのコースや、より充実したパークに興味が出てきたなら、ここまでに登場したようなスキー場に目を向けてみれば良いわけです。

 

将来的にそうしたスキー場に毎年通うようになっても、近場のスキー場の違いを(実際に体験して)知っておくことは無駄になりません。近くのスキー場で軽く滑りたくなった時、その知識があれば最適なスキー場を選ぶことができます。

 

東京周辺で試してみたいスキー場

スノボツアーハンターマウンテン塩原ハンターマウンテン塩原 (栃木県)

 

那須塩原というアクセスの良い土地にありながら、首都圏最大級の規模を誇る「ハンターマウンテン塩原」。キッズパークの充実ぶりにも定評があり、ファミリーからも支持されています。

 

コースは全12本で、初級・中級・上級の各レベルを対象としたものが、ほぼ均等に用意されています。上級コースでも最大斜度が25度と、そこまで厳しくなく、最大斜度35~40度のコースを持つスキー場よりも挑みやすくなっています。

 

コースの長さも220mという短いものから約1,000mのものまで、さまざまです。それ以上のロングコースは無いものの、12本中6本は800~1,000m級のコースですし、連続滑走可能なルートの最長距離は約3,000mですから、滑る楽しさはたっぷりと感じられます。

 

 

 

スノボツアー川場スキー場川場スキー場 (群馬県)

 

群馬では関越道の沼田インターと水上インターの周辺が、多くのスキー場が集まっているエリアとなっています。「川場スキー場」は沼田エリアの入口にある、どちらかと言うと中~上級者が多いスキー場です。


その理由は、全体的に傾斜のきつい部分が多いため。初級コースは2本ありますが、どちらも最大斜度16度と、一般的なスキー場の初級コースより厳しいです。そのかわり、長さは1,300mと2,000mで、最上部から連続して滑れば3,300mというロングクルーズが可能です。

 

中級コースと上級コースにも1,850m・1,350mという長めのコースがありますし、上級コースの中には最大斜度34度という難コースも。中級コースのバランスも良く、レベルアップのための練習から腕試しまで、幅広く利用することができます。

 

 

 

※本記事内の情報は、すべて2021年1月時点のものです。

 

 

まる
『滑る』っていうことを考えると、やっぱり一番大事なのは雪質だよね?
ベル
それは本当に重要だね。ただ、雪質の良さって現地に行かないとわからないことだから、『行けばすぐわかるよ! 感動するよ!』なんて誘っても、相手の気持ちを動かすのは難しいかもしれないね。
しえ
そうね、最初は数字の違いとか、言葉ですぐ伝わるようなことの方がわかりやすいかも。コースの数とか、観光の話みたいに。
ベル
うん、相手の興味を考えて説明していくと良さそうだね。新しいスキー場へ行くと、いろいろ気づくことも多いと思うから、すこしづつでも行動範囲を広げていけるといいよね!

 

スキースノボツアー スキー市場

 

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この記事を書いた人 スキー市場情報局編集部

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