JR東日本の新幹線が半額！スキー・スノボに利用できる？

一般的な自動車ではマネできない速度で走行する新幹線は、大都市から遠く離れた場所にあるスキー場への移動にも利用されます。

その数少ない弱点の一つは、マイカーやスキーバスツアーよりも高い料金です。スキーもスノボも、リフト券や各種レンタルなど現地での出費があります。そのため往復の交通費が高い新幹線は、これまでは気軽に利用しづらいものでした。

今年JR東日本が販売する期間限定の割引切符は、この弱点をカバーするものです。

「新幹線の指定席が半額！」という、この魅力的な「お先にトクだ値スペシャル」と、それを活用できる各方面のスキー場についてご説明します。

半額で新幹線に乗れる「お先にトクだ値スペシャル」とは？

JR東日本は今年から来年にかけて、全方面の新幹線で「お先にトクだ値スペシャル」という割引切符の販売を行います。

これは「新幹線の乗車券＋指定席特急券」が通常の半額で購入できるという、非常にお得なものです。ただし、いくつかのルールがあります。

　1.対象となる駅は決まっています。それ以外の駅へ行くものは販売されません。

　2.販売方法はネットのみです。窓口などでは購入できません。

　3.利用可能な期間は、2020年8月20日から2021年3月31日までです。

　4.購入は乗車日の1ヶ月前の午前10時から、20日前の午前1時40分まで可能です。

これはあくまでも「数量限定の割引切符」の販売であり、すべての新幹線料金の50％割引キャンペーンではないことにご注意ください。

上越新幹線の半額エリアにあるスキー場は？

東京駅を出発した上越新幹線が向かうのは、数々の人気スキー場を持つ新潟県です。上越新幹線では、「とき」「たにがわ」が対象となります。

群馬県にある上毛高原駅の北側には、「ノルン水上(みなかみ)スキー場」をはじめとした複数のスキー場が存在します。また、南の沼田方面にすこし戻れば、「川場スキー場」から「丸沼高原スキスキー場」など、いくつものスキー場があります。

上越新幹線の対象駅からアクセスしやすいスキー場

北陸新幹線も半額！おすすめスキー場はこちら！

北陸新幹線は「かがやき(※富山駅や金沢駅に停車)」と、「はくたか(※かがやきの停車駅＋糸魚川・黒部宇奈月温泉に停車)」、「あさま（※長野駅に停車）」が対象となります。

良質な雪に恵まれた長野県には個性的なスキー場が豊富にあります。長野駅の北東には「竜王スキーパーク」や「X-JAM高井富士・よませ温泉スキー場」などが集まる竜王エリアがありますし、北側に向かえば「斑尾高原スキー場」や「タングラムスキー場」「黒姫高原スノーパーク」などにアクセスできます。

若干距離はありますが、西側に移動すれば「白馬コルチナスキー場」から「HAKUBA VALLEY鹿島槍スキー場」まで人気スキー場が連なる白馬エリアも見えてきます。

北陸新幹線の対象駅からアクセスしやすいスキー場​

東北新幹線は雪国を広くカバー！お気に入りのスキー場を探そう！

東北新幹線は「はやぶさ」「はやて」が対象となります。

北海道の大きなスキー場は札幌や旭川など、比較的中央付近に多いのですが、函館(はこだて)にも「ニヤマ高原スキー場」「函館七飯(ななえ)スノーパーク」といったスキー場があります。

郡山(こおりやま)から福島・仙台を通って盛岡を終点とする「やまびこ」を利用すれば、「猪苗代(いなわしろ)スキー場」や「グランデコスノーリゾート」のようなスキー場に行くこともできます。

近場でサッと滑りたい時には、「那須塩原駅」が対象となっている「なすの」で、「マウントジーンズ那須」や「ハンターマウンテン塩原」へ行くのもおすすめです。

北陸新幹線の途中から分岐する形の山形新幹線と秋田新幹線も、それぞれ「山形駅」と「秋田駅」が対象となっています。こちらも「山形蔵王温泉スキー場」や、「太平山スキー場オーパス」などへ行く際に便利です。

東北新幹線の対象駅からアクセスしやすいスキー場

スキー・スノボが目的ならツアーの方がお得！

このように、お先にトクだ値スペシャルを利用すれば、とても多くのスキー場へ行くことができます。「冬の観光の合間に、時間があればスキー・スノボも楽しみたい」といったスタイルの旅行では非常に役立つことでしょう。

リフト券と往復の新幹線がセットになっている新幹線スキーツアーなら、お得にスキー場へ行くことができます。

通常のリフト券代＋交通費より大幅に安くなっていますし、レンタル割引や食事・温泉の割引券など、スキー場ごとのさまざまな特典もあります。スキー・スノボを含め料金もた全体の旅費を比較すると、お先にトクだ値スペシャルを利用した場合より安くなることも多いでしょう。

スキー・スノボを中心とした旅行の場合は、旅行会社の販売するスキーツアーと比較し、上手に使い分けることをおすすめします。