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東京から蔵王温泉スキー場までのアクセス 飛行機・バス・新幹線徹底比較

蔵王

山形県の「蔵王温泉スキー場」は、30基以上のリフトが張り巡らされた、とても規模の大きいスキー場です。美しい樹氷が見られることでも有名で、毎年スキーシーズンになると、多くの来場者で賑わいます。

大人気の蔵王温泉スキー場ですが、東京からは少々遠く、東京駅からの走行距離は約400kmで、最寄りの山形蔵王インターからも19km近く走る必要があります。マイカーで行こうとすれば、最低でも片道5時間はかかりますし、状況によっては6時間以上になることもありえます。滑る前に気力や体力を消耗し、帰り道も疲れた身体でハンドルを握ることを考えると、できれば他の方法を考えたいところです。

マイカー以外で蔵王温泉スキー場へ向かう一般的な方法は、飛行機と新幹線、そして夜行バスです。今回は、この3種類の交通手段を比較するための、ルート・時刻表・注意点などの詳しい情報をご紹介します。

  • しえ

    ベルくん、蔵王温泉スキー場に行くなら、やっぱり新幹線よね!?

  • まる

    いや、絶対に飛行機だよね!?

  • ベル

    えっ!? ど、どうしたの、いったい……?

  • まる

    実は、今回ちょっと都合が悪くて、車を出せそうにないんだよね。それで、他の方法なら何が一番いい?っていう話になっちゃって

  • ベル

    なるほど……。そういうことなら、夜行バスっていう手もあるよ。どの方法にもメリットがあるから、よく調べてから決めた方がいいんじゃないかな

飛行機・バス・新幹線徹底比較

蔵王温泉スキー場までのアクセス 

東京から最も早く蔵王温泉スキー場に行くことができるのは、飛行機(最短で約125分)です。ただし、これは羽田空港を起点とした場合で、他の二つのように東京駅から出発した場合は約30分・600円前後増えます。そう考えると、最短で約190分(3時間10分)の新幹線も悪い選択肢ではありません。飛行機と違い、乗り降りの手間が無いという点もメリットと言えます。

一方、費用に注目すると、順位は一変します。最短で約9時間と所要時間では不利だった夜行バスが、4,000円~という衝撃的な安さでトップに。そして、意外にも新幹線より安い飛行機が10,870円~で続きます。ただし、新幹線も最安11,450円ですから、それほど大きな差ではありませんし、予約の時期によっては飛行機の方が高くなることもありえます。

そのため、「とにかく旅費を抑えたい」という時には、まず「夜行バスにするか、それ以外にするか」という大きな判断をし、夜行バスを使わないと決めた場合のみ飛行機か新幹線かの判断をする、という流れになります。

 

東京から蔵王温泉スキー場までの費用と所要時間

 

  費用
(大人1名)
所要時間 備考
飛行機 11,890円~
10,870円~
約125分
約140分
起点は
羽田空港
新幹線 11,970円
11,450円
約190分
約215分
自由席
バス 4,000円~ 約9時間  

飛行機でのアクセス

飛行機 イメージ

東京から飛行機で蔵王温泉スキー場に行く場合は、まず羽田空港から山形空港(通称・おいしい山形空港)に移動します。羽田発・山形空港行きの飛行機は朝と夕方の1日2便。料金は早く予約するほど安くなり、最安では8,890円となります。逆に、急に思い立って出発しようとすると高くなるため(※本来の運賃は18,990円)、飛行機を利用する場合はできるだけ早くスキー・スノボ旅行の計画を立て、行動することをおすすめします。

山形空港からは、予約制の乗合タクシー「おいしい山形空港観光ライナー」で「蔵王中央ロープウェイ温泉駅」や「蔵王ロープウェイ蔵王山麓駅」に直行できます。また、空港からのシャトルバスで山形駅へ行き、そこで路線バスに乗り換えて「蔵王温泉バスターミナル」に行くという方法もあります(※路線バスにもその先のロープウェイ乗り場などの停留所に行く便はありますが、スキーシーズンは運行していません)。

観光ライナーは60分・3,000円、シャトルバス+路線バスは約35分+約40分・980円+1,000円と、所要時間や料金に大きな違いはありません。荷物を持っての乗り換えが面倒な場合や、その際の待ち時間が気になる場合は観光ライナー、費用を多少抑えたい場合はシャトルバス+路線バス、といった選び方になります。

飛行機でのアクセスについて調べると、どうしても「羽田空港から山形空港まで約65分、全体でも2時間+α」というスピード感に目を奪われがちですが、この「空港からの移動の手間」には、よく注意する必要があります。同様に、出発地から羽田空港までの所要時間や費用のことも考えながら、他の交通手段と比較した方が良いでしょう。

羽田空港→山形空港の飛行機の時刻表

便名 羽田空港 山形空港
JAL175 07:15発 08:20着
JAL179 17:40発 18:45着

※おいしい山形空港観光ライナーは、「山形空港への航空便(全便)到着の15分後」に出発します。

山形空港→山形駅のシャトルバス時刻表

山形空港 JR山形駅東口
08:30発 09:05着
18:55発 19:30着

※羽田発の飛行機に対応する便のみ記載しています。実際は伊丹・名古屋などの空港からの飛行機にも対応する便があります。

※途中の停留所は「県庁前」「南校前バス停」「十日町角」の3ヶ所。飛行機到着の15分後の出発となります。

山形駅→蔵王温泉方面の路線バスの時刻表

山形駅前1番 蔵王温泉バスターミナル
06:50発 07:23着
07:40発 08:17着
08:40発 09:17着
09:20発 09:57着
10:20発 10:57着
11:20発 11:57着
12:20発 12:57着
13:20発 13:57着
14:20発 14:57着
15:20発 15:57着
16:20発 16:57着
17:40発 18:17着
18:55発 19:32着
(平日のみ運行)20:00発 20:34着

夜行バスでのアクセス

バス内観

東京駅から乗車できる夜行バスとして、今回はオリオンツアーの夜行バスを比較対象に選びました。山形行きの2021便(※この路線は東京駅ではなく東京ディズニーリゾートから始まります)でのアクセスは非常にシンプルで、東京駅を23時すぎに出た後、途中「米沢・山形・天童」の各駅付近(および数ヶ所の休憩地点)に停車し、最後に「蔵王温泉(ホテル喜らく前)」に止まります(※2021便は12月中旬までは天童が終点で、12月下旬からは蔵王温泉が終点となります)。

このバス停があるのは、なんと蔵王温泉スキー場の「蔵王中央ロープウェイ」乗り場から150mほどの場所。反対方向の「蔵王ロープウェイ蔵王山麓駅」も200mと離れていません。新幹線や飛行機では、駅から、あるいは空港からの乗り換えという手間がかかりますが、夜行バスなら「東京駅で乗り込み、蔵王温泉で降りる」という2ステップで、この場所に来ることができます。

乗り換えが無いというのは単純に楽ですし、夜行バス以外の余計な交通費も必要ありません。そして、夜行バスそのものの料金は4,000円~と、飛行機や新幹線の半分以下です(※クリスマス・年末年始など大きなイベントの際は1万円前後になることもあります)。こちらも出発直前の(=空席が少ない)便は高くなりますから、早めにチェックすることをおすすめします。

夜行バスのデメリットは、所要時間の長さと車中泊です。所要時間については、車内でうまく眠ることができれば問題にならない(=眠っている間に着いてしまう)のですが、もしも眠れなかった場合は長時間の移動と睡眠不足で二重に疲れてしまいます。

現代の夜行バスは工夫が重ねられ、昔よりもはるかに快適に眠れるようになってはいますが、やはり個人差というものはあります。耳栓などの対策を万全にしても、まだ不安が残るようなら、他の手段も考えてみるべきでしょう。逆に、車中泊が問題にならない方にとっては、格安で乗り換えゼロという優れた交通手段です。

東京駅→蔵王温泉の夜行バス(オリオンツアー・2021便)の運行予定

東京駅 23:10発

米沢駅 05:00着
山形駅 06:15着
天童駅 06:45着
蔵王温泉 08:15着

※到着時刻は目安です。当日の道路状況により、多少変わる可能性があります。

新幹線でのアクセス

新幹線イメージ

東京駅から新幹線を利用する場合のルートは二つあります。一つは、山形新幹線で山形駅に行き、路線バスに乗るルート。もう一つは、東北新幹線で仙台駅まで行き、そこから蔵王行きの高速バスに乗るルートです。

山形駅からの路線バスは約40分・1,000円です(※この路線バスの詳細と時刻表は「飛行機のアクセス」をご覧ください)。仙台駅から「蔵王温泉バスターミナル」へ行く高速バスは期間限定(※2018年は12/21から3/17まで)で、所要時間約100分、料金は1,600円です。こちらは1日1便(08:00発・09:40着)のため、時刻表は省略します。

山形新幹線は山形駅まで10,450円、東北新幹線は仙台駅まで10,370円(※共に自由席)で、駅からの高速バス(または路線バス)を含めた全体の料金は11,970円と11,450円となり、ほとんど変わりません。

新幹線だけの所要時間を見ると、山形新幹線の最短約150分に対し、仙台までの東北新幹線は最短約100分と短いのですが、8時に仙台駅に出発する高速バスに乗るためには最初の便(※06:04発・08:00着のやまびこ41号)しか選べません。この便の所要時間(約115分)で計算すると、山形新幹線ルートの合計所要時間は約190分(約150分+40分)、東北新幹線ルートは約215分(約115分+約100分)となります。

東北新幹線ルートのメリットは、山形新幹線の最初の便(06:12発・08:57着)から路線バス(09:20発・09:57着)に乗り換えた場合よりも、わずかに早くスキー場に着けることです。

一方、山形新幹線ルートでは、出発時間を自由に選べます。毎時3~6便の東北新幹線に対し、こちらは毎時ほぼ1便と寂しいのですが、それでも1日2便の飛行機や1日1便の夜行バスに比べれば十分すぎるほどです。バスに乗る時間も東北新幹線ルートより短いため、新幹線を選ぶなら山形新幹線ルートがおすすめです。

新幹線を利用する場合の費用は、飛行機で行く場合の費用(10,870円~)よりはわずかに高くなるものの、羽田空港までの距離によっては新幹線の方が安くなり、移動時間の差も小さくなることがあります。

そのため「飛行機か新幹線か?」の判断は難しいのですが、これについては「安く乗れるなら飛行機、無理なら料金が固定の新幹線」ということが一つの答えになります(※新幹線にも早期割引はありますが、「直前でもここに記載されている金額で乗れる」という意味です)。また、出発タイミングの自由さや、(飛行機と比べた時の)利用の気軽さも新幹線のメリットと言えるでしょう。

東京駅→山形駅の山形新幹線の時刻表

列車名 東京駅 山形駅
つばさ121号 06:12発 08:57着
つばさ123号 07:12発 10:06着
つばさ127号 08:08発 11:04着
つばさ129号 08:56発 11:37着
つばさ131号 09:24発 11:50着
つばさ133号 10:00発 12:44着
つばさ135号 11:00発 13:44着
つばさ137号 12:00発 14:42着
つばさ139号 13:00発 15:50着
つばさ141号 14:00発 16:48着
つばさ143号 15:00発 17:46着
つばさ145号 16:00発 18:42着
つばさ149号 17:00発 19:45着
つばさ153号 18:00発 20:47着
つばさ157号 19:16発 21:57着
つばさ159号 20:44発 23:26着

※本記事内の情報は、すべて2018年10月時点のものです。

  • しえ

    私たちは車中泊が平気なタイプだから、夜行バスが良さそうね。やっぱり、この安さは魅力的だわ♪

  • まる

    友達には新幹線とか飛行機を勧めることもあると思うんだけどさ、この二つってあんまり差が無くない? 『こういう人にはこっちがおすすめ』みたいなポイントってあるの?

  • ベル

    羽田空港のすぐそばから出発するなら飛行機をおすすめするけど、そうじゃないと微妙な差しか無いから、難しいよね。これは好みで選んじゃってもいいんじゃないかな

  • まる

    なるほどね~。まあ、そのうち新幹線とか飛行機でも行ってみようかな。蔵王温泉スキー場はとっても大きくて楽しいから、何回だって行きたくなっちゃうよ!

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