蔵王で滑った後はストックを「湯めぐりこけし」に持ち替えて温泉巡りへ

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温泉

蔵王温泉スキー場

スキーのメッカとして蔵王はあまりにも有名ですが、実はその不動の地位を築いてからそれほど時間は経っていません。

それ以前の蔵王の歴史の原点をたどれば温泉。開湯は今から1900年も昔のこと。時代を経て、江戸期には蔵王権現への登山口として注目されるようになり、さらに大正期には道路の整備も進み、次第に観光地としての地位を確かなものとしていきました。

今では、温泉街に3つの共同浴場、3つの足湯、5つの日帰り温泉施設へ、温泉フリークだけでなく、スキーヤーやスノーボーダーもクーポン代わりの「湯めぐりこけし」を手に多彩な温泉巡りを楽しんでいるのだとか。

INDEX

1. なぜかこけしを持ってる観光客が多いと思ったら、これは温泉巡りのクーポン券
2. 強酸性の硫黄泉は美肌作用から「美人づくりの湯」と評判
3. 蔵王の温泉街には幅広い個性豊かな温泉・足湯がいろいろ

スキー場

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なぜかこけしを持ってる観光客が多いと思ったら、これは温泉巡りのクーポン券

515記事　蔵王温泉 [「湯巡りこけし」を手に、個性ある温泉を楽しんだり食べ歩きを楽しんだり…]

蔵王の温泉を堪能しようという人は、まず蔵王温泉バスターミナルに併設の観光案内所で「湯巡りこけし」を調達しましょう。1体1,300円の白木のこけしには「湯めぐりシール」が3枚付いていて、3カ所の温泉施設で使えます。

蔵王温泉街に点在する各日帰り温泉施設では1カ所につき500円～1,000円（施設による）の入浴料がかかるので、「湯巡りこけし」はちょっとお得。プラス230円（税別）で絵付け体験もできるので、蔵王での思い出もバッチリです。

強酸性の硫黄泉は美肌作用から「美人づくりの湯」と評判

515記事　蔵王温泉 [蔵王温泉の湯は強力な硫黄泉。肌がスベスベになって体ポカポカ、殺菌作用も]

蔵王温泉の泉質はpH1.25～1.6と強酸性の硫黄泉。硫黄泉は、肌と血管を若返らせる作用があるといわれています。殺菌作用や美肌作用もあることから、蔵王温泉は「美人づくりの湯」との定評も。

ただし、これほど酸性が強いと金属も変色してしまうので、入浴時には貴金属などは外しておきましょう。温度は45度～66度とかなり高め。熱くて長湯はできませんが、雪の温泉街で短時間ずつ湯巡りするにはちょうどいいかも。

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蔵王の温泉街には幅広い個性豊かな温泉・足湯がいろいろ

516記事　蔵王温泉 [足湯といえども強酸性。女性はアンクレットを外すのをお忘れなく]

蔵王温泉に点在する温泉施設は、源泉が同じなので泉質自体は変わりありません。ですが、規模はさまざま。5、6人がちょうどという、こぢんまりした「上湯」と「下湯」、それと対照的に一度に200人は入れるという「蔵王温泉大露天風呂」。その“極小”から“極大”までの間に、都会でいえばスーパー銭湯的な施設もあります。加えて“ウェルカム湯”的な足湯も数に入れると、蔵王では実に変化に富んだ湯巡りが楽しめます。

スキーやスノーボードはアフターのお楽しみも重要ポイント。ゲレンデがよくても、周囲に特色がないのでは面白くありません。その点、元来歴史ある温泉街から発展していった蔵王は絶対間違いなし。温泉もバラエティーに富んだお風呂がいろいろあるので、湯巡りツアーが楽しい。その間に「稲花餅（いがもち）」や「玉こんにゃく」といった名物、また地場の蕎麦などのグルメも組み合わせていけば、滑った後のお楽しみとしてもう言うことありません。

【基本情報】蔵王温泉観光協会