スキー旅行をもっと楽しく!雪上車に乗れるスキー場7選

スキー旅行をもっと楽しく!雪上車に乗れるスキー場7選

記事作成日: 2020-11-11

野沢温泉スキー場 雪上体験

スキーやスノボは、日常とはかけ離れたワクワクするような体験ですが、どんな刺激にもだんだんと慣れてしまうのが人間というもの。滑走以外にも、ほんのすこしの変化球やスパイス的な楽しみがほしいと思うこともあるかもしれません。

 

現代のスキー場には、スノーモービルやスノーチュービングなど、スキー・スノボ以外のアクティビティもいろいろと用意されています。その中から、今回は「生身で滑るスポーツ」と大きく違う「雪上車体験」をご紹介します。

 

 

しえ
スキー場って、スキーとスノボ以外にもできることが多いじゃない?次に滑りに行く時は、そういうものにも挑戦してみたいのよね。
ベル
なら、雪上車に乗ってみたらどうかな?スキーやスノボとは、だいぶ変わった体験ができるから。
まる
えぇ~? せっかくスキー場に行くなら、普通に滑ってた方が絶対楽しいって!他のことをするなんて、時間のムダ、ムダ!
ベル
ハハ、もちろん『スキー・スノボだけに集中する』っていう考え方も間違いじゃないよ。でも、雪上車にも魅力はたくさんあるのさ!

 

雪上車体験の魅力とは?

雪上車体験 イメージ

ゲレンデを滑りやすく整えてくれる雪上車は、普通のスキー場では黒子のような存在で、積極的に表に出てくるものではありません。それを活用するのが、雪上車体験やCATツアーと呼ばれるアクティビティです。

 

このCATとは、雪が苦手な猫のことではなく、「キャタピラー・トラクター」のこと。スキー場にあるキャタピラー式の車と言えば、もちろん雪上車です。つまり、「CATツアー=雪上車ツアー」というわけです。その特徴や魅力を見ていきましょう。

 

キャタピラーの力でリフトの設置されていない場所にも移動できる

悪天候にも耐える、頑丈で大きな雪上車を支えているのは、タイヤではなく巨大なキャタピラー。建設現場の重機などでもおなじみの、このベルト式駆動システムは、スキー場との相性が抜群です。

 

普通の道路ではタイヤの方が有利ですが、凸凹の荒れた道ではキャタピラーにはかないません。まして、スキー場は雪に覆われ、傾斜のきつい斜面も多い場所です。一般の乗用車では立ち往生していしまいますが、キャタピラーで走る雪上車なら、リフトやロープウェイの無い場所へも力強く進んでいくことができます。

 

雪に覆われた道なき道を突き進むため、騒音や振動といったものも生まれますが、それを含めた冒険気分も雪上車の大きな魅力と言えるでしょう。搭乗時や乗車中のそうした感覚は、テーマパークのアトラクションにたとえられることもあります。

 

特に、さまざまな乗り物に対する好奇心がいっぱいのお子様には、なかなか乗ることができないキャタピラー付きの乗り物への乗車は、とても楽しい経験になるのではないでしょうか。

 

(※キャタピラーとは、本来はこの駆動システムや重機を扱う企業の社名・ブランド名であり、他社の製品を含む正式名称は「無限軌道」です。ここではわかりやすさを優先し、通称のキャタピラーを使用しています)

 

運動せずに雪山観光を楽しめる

家族や友人とのスキー旅行の場合、メンバーの誰もが同じようにスキー・スノボに熱意や興味を持っているとは限りません。「寒さが苦手」「運動が嫌い」といった理由で、それ以外のアクティビティに対しても消極的になってしまうこともあるでしょう。

 

そうした「滑らない・滑れない」方も、雪上車に乗れば、次々と移り変わる白銀の世界を目にすることができます。そこに、雪の中を長く歩いたり、リフトやロープウェイに乗る(順番を待つ)ような手間はありません。

 

積極的に滑る方にとっても、雪上車はメリットがあります。それは滑走中と違い、うっかり景色に見とれてしまってもトラブルが起きる心配が無いということです。雪上車のボディに守られながら、心ゆくまで銀世界に視線やカメラを向けることができます。

 

もちろん単純に走り続けるばかりでなく、眺めの良い山頂やコースが設定されていない場所で停車し、ふかふかの雪を楽しんだり、雪上車と記念撮影をするといったお楽しみも用意されています。

 

さまざまなタイプが用意されている

次の項目で詳しくご説明しますが、雪上車体験の内容はどのスキー場も同じというわけではありません。雪遊びや撮影を中心とした30分から1時間程度のものもあれば、スキー場の通常エリアから大きく離れた場所を雪上車で移動し、次々とポイントを変えながらスキー・スノボで滑走する、半日がかりの本格的なツアーもあります。

 

後者のようなツアーは、スノーシューを履いて行うことも可能ですが、その場合は雪山を登る気力と体力が求められます。雪上車によるツアーは、そうした秘境スキー・スノボという体験のハードルを大きく下げてくれるものです。

 

一方、小さなお子様とのスキー旅行では、他の来場者がいない場所で、安全に雪と触れ合える、短時間の雪上車体験が役に立つでしょう。スキー・スノボの合間に気軽に参加することもできるため、休憩を兼ねた気分転換という利用法も考えられます。

 

雪上車に乗れる人気のスキー場

イメージ

雪上車があるすべてのスキー場で、常に雪上車体験が行われているわけではありません。毎年のように企画・実行しているスキー場は限られます。突発的に行われることもあるのですが、ここでは開催実績が多く、評価も高い、定番のスキー場をご紹介します。

 

菅平高原スキー場 (長野県)

菅平高原スキー場 雪上体験

「菅平高原スキー場」は、ダボス・太郎・パインビークという三つのエリアからなるスキー場です。一つの山の斜面を区切っているのではなく、ダボスエリアは根子岳(ねこだけ)、太郎エリアは太郎山、パインビークは大松山・つばくろ山と場所が分かれているため、スケールの大きさを感じられます。

雪上車体験が行われているのは、その中のダボスエリアです。根子岳、つまりネコの山を走るCATということで、こちらの雪上車には「スノーキャット」という愛称が与えられています(※他のスキー場でも「雪上用キャタピラー・トラクター」の意味で雪上車が「スノーキャット」と呼ばれることはあります)。

スノーキャットの出発地点は、ダボスエリア最上部のリフトの終点です。普通なら滑走を始めるこの場所から、逆に山頂を目指して移動することになります。その途中で、「スノーモンスター」と呼ばれる樹氷を目にすることも。

 

やがて到着する山頂は、富士山をはじめとした360度の絶景が広がる展望スポットです。ここから、そのままスノーキャットで帰ることも可能ですし、スキーやスノボで約4kmの滑走に挑戦することもできます。

 

 

黒姫高原スノーパーク (長野県)

黒姫高原スキー場

スキー・スノボがまだ難しい年齢のお子様とのスキー旅行では、キッズパークの広さや充実度が気になることも多いでしょう。「黒姫高原スノーパーク」は、評価の高い大きなキッズパークと雪上車体験の両方を兼ね備えたスキー場です。

 

こちらで体験できるのは、専用のエリアを走る「雪上車クルージング」です。所要時間は約30分と短いため、気軽に参加しやすいのはうれしいところ。クルーズの目的地は、柔らかな雪が降り積もるエリアです。ここでは雪上車から降りて、その雪と触れ合うことができます。まるで天然のクッションのような感触の雪は、大人の心も優しく包み込んでくれます。

 

黒姫高原スノーパークは、このようにファミリーでの雪遊びに強いスキー場ですが、完全に初級者向けと割り切った構成でもありません。平均斜度10~12度の3本の初級者向けコースから、最大斜度33度の「コスモスコース」や28度の「レルヒコース」のような、きつい斜面のあるコースまで、バラエティ豊かなコースが用意されています。「家族が休憩している間に、すこし難しいコースに挑戦したい」という思いにも、よく応えてくれるでしょう。

 

 

野沢温泉スキー場 (長野県)

野沢温泉スキー場 雪上体験

「野沢温泉スキー場」は、全国的にその名を知られている有名温泉地のスキー場です。このタイプのスキー場は温泉に重点を置いたものも多いのですが、野沢温泉スキー場は20本以上のコースを持ち、最長滑走距離も10,000mという本格派。スキー・スノボと温泉、どちらを中心にしても楽しめます。

 

野沢温泉スキー場のあるエリアは積雪量が多く、ゲレンデは100%天然雪です。雪がたっぷりと降り、しっかりと残るおかげでスキー場が営業を終える時期は比較的遅く、そのため雪上車体験が可能な期間も長くなっています。シーズンの終わりにゆったりと滑り納めを行い、「外湯」と呼ばれる共同浴場めぐりと雪上車体験で野沢の良さを満喫するという旅行もアリでしょう。

 

その雪の上を雪上車で進む「雪原遊覧ツアー」は、通常のコースがある場所とは別のエリアで行われるCATツアーです。視界に飛び込んでくるのは、味わい深い冬の木々や、彼方まで続く白銀の大雪原。さらにはウサギやカモシカといった動物たちの姿を見かけることもあり、つい窓の外に見入ってしまいます。約45分という所要時間も、予想以上に短く感じられるかもしれません。

 

※2020-2021シーズンは新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため、雪原遊覧ツアーは中止となりました。

 

 

白馬コルチナスキー場 (長野県)

白馬コルチナスキー場

地形と位置の絶妙さにより、毎年とても良質な雪がもたらされる白馬は、数多くのスキー場を持つ長野県の中でもひときわ人気の高いエリアです。この白馬エリアには、大きなスキー場が北から南へといくつも並んでいます。「白馬コルチナスキー場」は、その北端に位置するスキー場です。

 

日本海に近いエリア北部は、関東方面からのアクセスがエリア中央部よりも多少不利になりますが、その分混雑する可能性も低くなります。落ち着いた雰囲気の中、のびのびとスキー・スノボを楽しみたいという方には絶好の選択肢となるでしょう。

 

こちらで行われている雪上車体験は、「雪上車アドベンチャーライド」と「メイプルハンティング雪上車ライド」の2種類です。アドベンチャーライドは、冬の木々が立ち並ぶ山林に入り込み、雪遊びや写真撮影を楽しむというもの。

 

一方、2月の終わり頃から3月の中頃までという限られた期間に行われるメイプルハンティングは、この時期しか採れないカエデの樹液が大きな目的です。雪上車を利用した採取体験の後には、メープルシロップを味わえるティータイムが待っています。

 

 

蔵王温泉スキー場 (山形県)

蔵王

山形県と宮城県の狭間に位置する蔵王(ざおう)連峰。スキー場はどちらの県にもあり、この「蔵王温泉スキー場」は山形県側に造られています。30基を超えるリフトやロープウェイが張り巡らされた場内にはさまざまな難易度のコースが多数用意されていて、スキー場としての魅力は十分すぎるほど。それに加え、「樹氷」という大きな観光の目玉も持っています。

 

蔵王の代名詞とも言える美しい樹氷は、スキー場を選ぶ際の決め手になることも多いでしょう。スキーやスノボが苦手な方のためにロープウェイという選択肢も用意されていますが、もう一つの手段として雪上車もあります。上から見下ろす形になるロープウェイに対し、雪上車はより山肌に近い低い視点から樹氷を見ることができます。

 

こちらのスキー場でのおすすめCATツアーは、蔵王ロープウェイが行っている「樹氷幻想回廊ツアー」です(※蔵王ロープウェイは山形蔵王温泉スキー場を運営している企業の一つです)。このツアーの最大の特徴は、夕方や夜に出発することということ。雪上車「ナイトクルーザー号」に乗り込んで目指すのは、ライトアップされた樹氷が待つ不思議な世界です。

 

 

星野リゾート トマムスキー場 (北海道)

トマム

スキー・スノボにだんだんと慣れ、次第に行動範囲が広がってくると、「いつかは北海道で」という気持ちが生まれてくるのではないでしょうか。他の都府県とは比べ物にならないほど広い北海道の大地には、雪の質や量を誇る多くの名スキー場があります。「星野リゾート トマムスキー場」もその一つで、北海道の中心部に近い(=海から遠い)場所にあるため、比較的雪が軽いという特徴があります。

 

トマムのCATツアーは、8時すぎの出発からランチを挟んで16時頃まで雪上車での移動と滑走を繰り返す、本格的なスキー・スノボツアーです。

 

スキー場からすこし離れた狩振岳(かりふりだけ)で行われる、大自然の中での滑走はとても刺激的です。このツアーには、最大12名の参加者で行われる通常プランの他、1グループでの貸切や、特定のショップ・メーカー・プロとコラボしたものなど、さまざまなプランが存在します。

 

また、雪上車体験がきっかけとなってスキー・スノボへの興味が生まれることは珍しくありませんが、星野リゾート トマムスキー場には初めての方の練習に向いた斜面が多く、安心して挑戦を始めることができます。

 

 

ニセコHANAZONOリゾート (北海道)

ニセコHANAZONOリゾート

パウダースノーが絶品と言われ、それを求めて海外から訪れるスキーヤー・ボーダーの姿も多い北海道のニセコエリア。「ニセコHANAZONOリゾート」は、その中でもニセコアンンヌプリ山にある四つのスキー場「ニセコユナイテッド」の一つとして、よく知られています。

 

こちらのスキー場が運営するCATツアーも、撮影ではなく滑走を主な目的としたものです(※滑走は強制ではなく、自由参加です)。雪上車で「ニセコワイスホルン」というCATツアー専用の山の中を移動し、おすすめのパウダーゾーンに次々と挑むことになります。ツアーの所要時間は、4時間程度(※9時頃開始・13時半頃終了)です。

 

このツアーは1日1回しか行われず、しかも参加できるのは1グループ(※最大12名)のみです。費用も1名単位ではなく1グループ単位で固定されているため、参加のハードルは少々高いのですが、「気の合う仲間たちだけで、一つの山を独占できる」というのは本当に素晴らしい体験です。雪の感触を味わいながら無人の雪原を駆け抜ける爽快感は、ニセコでのスキー・スノボの思い出をさらに鮮やかなものに変えてくれるのではないでしょうか。

 

※2020-2021シーズンは新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため、CATツアーは1グループ最大8名までという制限が行われています。

 

※本記事内の情報は、すべて2020年10月時点のものです。

 

 

しえ
『ただ雪上車に乗るだけ』って思ってたんだけど、スキー場が変わると、中身もずいぶん違ってくるのね!
ベル
うん。だから、『雪遊び』とか『山頂からの撮影』とか、何かハッキリした目的が決まってると選びやすいよ。
まる
『アトラクションっぽい』なんて言われると、ちょっと気になるなぁ。『おすすめポイントで滑れる』っていうのもおもしろそうだし……。
ベル
雪上車でないと行けない場所で滑るタイプのCATツアーって、うまく滑れる人にはとっても魅力的だよね。まるちゃんも、絶対楽しめると思うよ!

 

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この記事を書いた人 スキー市場情報局編集部

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