有名スキー場を攻略せよ！ 長野　白馬編　鹿島槍スキー場　上級者編

長野・白馬エリアでもっとも南に位置する鹿島槍スキー場は、東京や名古屋・大阪方面から長野道・安曇野インターを利用して訪れる人にとってもっとも近いスキー場です。北側に位置するスキー場とは天気が違うことも多く、白馬・小谷は雪という日も鹿島槍は晴れなんてこともしばしばです。360°のすり鉢状をしたレイアウトが特徴的な鹿島槍を、いざ攻略していきましょう！

鹿島槍は中央ゲレンデと中綱ゲレンデの2つに大きく分けられます。今回は白馬方面からアクセスしたので、中綱からのスタートになります。まずはクワッドリフトの第6Qに乗車して山頂までいきましょう。

クワッドリフトを降りたら目の前に広がるこの景色！ 中央に見えるのが鹿島槍ヶ岳で、猫の耳のように尖った2つのピークが目印です。白馬山麓を臨むこの絶好のロケーションが、鹿島槍の人気のひとつ。思わず見入ってしまいますよね。

クワッドリフト降り場からすぐの黒沢ゲレンデをまっすぐ降りると、中央ゲレンデのベースエリアになります。ここを起点に、リフトは360°全方向に伸びています。まずはもっとも標高の高いノースMt.を目指して、クワッドリフトの第1Qに乗り込みましょう。

第1Qを降りたらそのちょっと下から出ているペアリフトの第10Pに乗り、標高1550mのピークへ。滑り降りる斜面の右手側には大町市街地をはじめ、晴れていれば遠く松本や塩尻のほうまでよく見わたせます。

市街地の反対側に広がるのは青木湖です。まずは、青木湖に吸い込まれるように滑り降りていくコース10を滑ります。朝イチのピステンバーンは最高です！

コース10は平均斜度20°、約1kmの中級者向けバーンですが、最大斜度は28°あります。しっかりエッジを噛ませながらしっかりターンをして滑りましょう。

ノースMt.のピークからはコース10以外にも迂回路の鹿島槍林道コースがあり、約2.5kmの緩やかな斜面が続きます。その林道をショートカットするように設けられているのがツリーランコース。残念ながらこの日はクローズでしたが、木々のなかを滑り抜ける、かなり魅力的なエリアなので、開いている際にはぜひ滑りたいですね。ただし、くれぐれも閉鎖時には滑走は控えてください。

初中級者コースを中心に構成されるノースMt.をひととおり滑ったら、次はベースエリアをまたいで反対側に広がるウエストMt.に行ってみましょう。こちらはピークにアクセスするペアリフト第5Pの下に広がるコブ斜面を見れば分るとおり、中上級者向けのバーンが中心となります。

リフト両脇を通るコース5B&5Cはそれぞれ最大斜度35°、38°の急斜面。圧雪がかからないと見ての通り深いコブが出現し、なかなかチャレンジングなハードコースです。

でも、コブが嫌いな人もご心配なく！ コブ斜面を避けて滑りたい人にはビシッと圧雪がかかったコース5Aがあります。ウエストMt.のピークは標高1335m。ここからの眺めも最高です。

対斜面から見たウエストMt.の全貌はこんな感じになります。右手から急斜面のコース5C、コース5B、そしてぐるりと回るピステンバーンの5Aです。さらに左手に見えるのが最初に滑った黒沢ゲレンデです。中綱ゲレンデ側に戻るには、この黒沢ゲレンデのペアリフト第2Pに乗ります。

では中央ゲレンデをひととおり楽しんだところで、中綱ゲレンデ側へと行ってみましょう。第2Pを降りたらフェンスをくぐって右手へ入っていきます。

中綱ゲレンデのメインコースである一本ブナダウンヒルコースは、斜度変化に富んだコースが2km続く、鹿島槍でも人気の高いコースです。コース脇にはジャンプポイントや当て込みポイントが点在するので、地形を利用しながらフリーライディングを楽しみましょう！

中綱ゲレンデ下部はパークエリアで中綱ACTION PARKがあります。アイテム数が多くレベルに合わせて遊べるので、パーク初～上級者までが楽しめます。さらにパークはナイター営業もしています。

フリーライディングを楽しみながらパークを流すなら第6Qに乗って一本ブナダウンヒルコースを滑り、パークで集中的に腕を磨きたければ第8Pに乗ってゲレンデ下部だけを回すこともできます。ナイターパークで遊ぶときにはこの第8Pを利用することになります。

第8P沿いにはちょっと大きめのサイズのキッカーも。リフト乗車中のひとからの注目度もかなり高いですよ！

絶景を拝みながら多彩なコースを楽しめる鹿島槍ですが、 まだまだ面白いポイントはたくさんあります。ぜひ足を運んで実際に滑りながら、探索してみてくださいね！