初めてのスキーでも知っておきたい基礎用語~ブーツ、ウェア、ヘルメット、ゴーグル編~
基本的な用語を知っておけば、道具選びやゲレンデデビューがよりスムーズになります。今回は直接体に触れる道具だからこそ、慎重に選びたいブーツやウェアに関する用語や選び方のポイントを紹介します。
ブーツに関する用語と選び方ポイント
ブーツはもちろんレンタルすることもできますが、自分にピッタリと合ったものを使ったほうが安全性は高く、技術の上達も早いともいわれています。けがや靴ずれの痛さに悩まされることも防いでくれるので、たとえスキー板はレンタルでもブーツは自前で用意するのがおすすめです。
スキー板と同様に、ブーツにも「デモ「競技」「オールラウンド」など、用途に合わせたさまざまなタイプがあり、それぞれ外側の固さを示す「シェル硬度」と足幅の広さ、足のフィット感に直結する内側の部分「インナー」に使われる素材に違いがあります。
競技用のブーツは、外側は硬くインナーは薄めに作られており、快適さよりもスキーヤーの力を落とさず板へ伝達するのに特化した構造が特徴です。反対に、レジャー向けのブーツは外側はソフトで、インナーも衝撃を吸収し快適に滑ることを重視した厚い造りをしたものがほとんどです。どのブーツを選ぶかは目指すスキーのスタイルにもよります。しかし、初心者のうちはあまり硬いものは避けたほうが無難です。一般的に目安とされるシェル硬度100ぐらいを基準に、履き比べて合ったものを選んでみるとよいでしょう。
スキーウェアに関する用語
スキーウェアにも板やブーツと同じく種類があり、大きくは「アルペン・レーシングタイプ」「デモタイプ」「フリーライドタイプ」「バックカントリータイプ」に分けられます。「アルペン・レーシングタイプ」は競技用です。高い防寒・防雪性能を誇り、ブーツを履いたまま着脱しやすいなどの利点があります。カラーバリエーションは少なめになります。
「デモタイプ」は滑っている姿がきれいに見えるように設計されたウェアです。リフト券ホルダーや携帯電話を入れるポケットなども備えており、カラーバリエーションも豊富で一般スキーヤー向けのウェアです。「フリーライドタイプ」はスノーボードのウェアに近いゆったりとしたシルエットが特徴です。毎年、有名スノーボードライダーのシグネチャーモデルも発売され、おしゃれ度ではダントツといえます。
ただ、スキー板のエッジでウェアが傷がつかないように「エッジガード」がついていないものもあるので、注意が必要です。最後の「バックカントリータイプ」は主にゲレンデの外で新雪や林間を滑るためのウェアです。高い防寒・保温・防水・透湿機能を備えていますが、その分だけ、価格は高めになっています。
スキーウェアの選び方ポイント
いくら機能がすばらしいウェアでも、気に入らなければスキーをする意味がなくなります。そのため、ウェア選びではまず「気に入るかどうか」が最大のポイントになります。たとえ時間はかかっても、自分が心から「カッコいい! 着てみたい!」と思う一着をじっくりと探すようにしましょう。それを踏まえた上で、自分が考えているスキースタイルや使用する環境にあった機能があるかを確かめて、ウェアを決めるといいでしょう。
ヘルメット・ゴーグルに関する用語と選び方ポイント
もともと日本では「ビーニー」と呼ばれるニットキャップが主流でしたが、最近ではヘルメットの利用者も増えたことで、スキー用ヘルメットもショップで手に入るようになりました。もちろん、ヘルメットのほうがニットキャップよりも安全性は、がぜんと高くなります。そして、アメリカやヨーロッパではヘルメットが主流です。また「ゴーグル」は雪に反射した紫外線や吹雪から目を守ってくれるので、1つ持っておくと非常に便利なアイテムです。ヘルメット対応でないものもあるので、購入の際には注意しましょう。
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