有名スキー場を攻略せよ！ 長野　白馬編　栂池高原　初中級者編

ワイドな斜面を持つビッグスケールゲレンデとして知られ、あらゆる層から高い支持を得るつがいけ高原スキー場。全体的に中緩斜面が多く、初中級者やファミリーにとっても練習しやすい環境が揃います。リフト総数なんと20本という広大なフィールドを満喫すべく、いざ初中級者編の攻略スタートです！

まずは麓からゴンドラリフト「イブ」に乗り込みましょう。ゴンドラの窓からは、山頂に向かって右手にからまつゲレンデ＆親の原ゲレンデが見えます。ここは平均斜度7°の緩やかなバーンが約1km続き、ボーゲンや木の葉ができれば十分に楽しむことのできるコースです。奥に見えているホテルやペンションから直接スキーイン＆アウトができるので、宿泊者はまずはここを滑ってからのスタートになるということですね。

先ほどとは反対側、山頂に向かって左手に見えるのが鐘の鳴丘ゲレンデです。「カネナル」の呼び名で親しまれるこのゲレンデはスキー場内でもっとも麓にあり、コース幅1200mを越えるなだらかな斜面が広がります。

つがいけのゴンドラには山頂駅の手前に中間駅である「白樺駅」と雪の広場があります。ここで下車すると、先ほどのからまつゲレンデアやカネナルなどの下部ゲレンデにすぐにアクセスできるので、まずはここで降りましょう。

まずはカネナルへ向かいます。これはカネナルのコース中央にある「とんがり帽子の塔」。この鐘を鳴らすと願いが叶うと言われているそうです！広～い斜面が自慢のカネナルでは、のんびりとマイペースに練習できるので、スキー＆スノーボードをはじめたばかりの人には特におすすめです。

次は雪の広場に戻ってからまつゲレンデを滑ります。斜度的にはカネナルとたいして変わらない緩斜面ですが、ゴンドラ乗り場へと向かうコースで幅もカネナルほど広くはないので、周囲の人に注意して滑るようにしてくださいね。

ゲレンデ下部をひととおり滑って休憩したくなったら、中間駅と直結している雪の広場がおすすめ。施設内にはレストラン「イエティ」、ラーメン店「豚のさんぽ」、「コナユキカフェ」、そして今季よりニューオープンの「バーガーキング」があります。バーガーキングは長野県スキー場内で唯一となる貴重な店舗です。

またこんなキッズスペースもあるので、ファミリーもゆっくりくつろげます。窓からはからまつゲレンデを滑る人を上から観察することができますよ。

さて、次はいよいよゴンドラに乗って山頂エリアまで行ってみましょう。ゴンドラの窓からは先ほどのカネナルが見わたせます。上から見るといかにワイドがよく分りますね。ちなみにカネナル上部に見える水たまりのようなのが、まさに「栂池」です。

さて、次はいよいよゴンドラに乗って山頂エリアまで行ってみましょう。山麓駅から20分、中間駅から5分で山頂駅の「栂の森駅」に到着です。標高は一気に1582mまで！

ゴンドラを降りるとさらに上部には栂の森ゲレンデがありますが、初中級者の人はそのままハンの木ゲレンデを滑るのがおすすめ。ハンの木ゲレンデは最上部から麓まで3km以上あるロングコースで、中級者に定番のコースです。

ハンの木のコース上部は斜度が緩やかなので、繰り返しここを滑りたい場合はハンの木高速ペアリフトを利用して効率よく回せます。ここを過ぎるとやや斜面が急になるので、自信のない初心者は無理せず迂回路を行きましょう。

迂回路の林道は入り口を見逃すと最大斜度30°のバーンをなんとかして滑り降りなければならなくなってしまうので、気をつけてくださいね。コース端にはこんな看板が立っています。

森のなかを走り抜ける迂回路は延々と続きます。林道コースのカーブポイントは全7つ。長～い道のりを経て、最後は先ほどの雪の広場が目の前に見える白樺ゲレンデ下部へと辿り着きます。白樺ゲレンデはコブの少ない整備されたバーンで、中級者が練習するのにも最適。白樺クワッドリフトを利用すれば平均斜度16°のバーンを気持ちよく流せます。

とにかく広いつがいけで一日中滑っていると、終わりには足もかなりパンパンになっているはず！ そんな疲れを癒してくれる無料の足湯が駐車場とゴンドラ山麓駅の間にあるので、ぜひ利用してください。ほどよく疲れてきたらケガをする前に切り上げるのも、スノートリップを楽しむための秘訣です。つがいけは一日では滑りきれないほどのスケールなので、欲張りすぎずに滑り切れなかった分は次回にとっておくのもいいですね。