野沢温泉スキー場に宿泊で行くならオススメの宿 10選
1,000m以上の標高差と300ヘクタール近い面積を誇る野沢温泉スキー場は、この地域だけでなく、日本全体で見てもトップレベルと言えるでしょう。
だからと言って敷居が高いわけではなく、初級者でも滑れる林間コースなどもありますから、自分やグループの腕に応じたチャレンジができます。
ところで、スキー・スノボーがメインのツアーでも、せっかく有名な温泉地に行くのなら、ゆっくり温泉に入りたいですよね。その場合は、やはり日帰りよりも宿泊プランがオススメです。宿泊プランでは宿選びも重要になります。温泉街ですから宿はたくさんありますが、その中から人気の宿をご紹介します。
千歳館・リゾートインチトセ
千歳館の「千歳湯」は「麻釜」から引かれた源泉掛け流しの温泉です。そのため普通よりも熱いと感じるかもしれません。入浴の際は無理に長時間湯船に入らず、数回に分けて入るようにしましょう。木造の暖かみあふれる客室はすべて和室で、いずれも千歳館の重ねてきた歳月を感じさせてくれます。リゾートインチトセは千歳館の別館で、こちらには和室だけでなく洋室もあります。
残念ながらお風呂は温泉ではありませんが、必要なら本館の千歳湯が利用できます。
野沢温泉 千歳館
〒389-2502
長野県 下高井郡野沢温泉村豊郷9327
リゾート イン チトセ
〒389-2502
長野県 下高井郡野沢温泉村豊郷9315
朝日屋旅館
朝日屋旅館は温泉街のほぼ中心に位置しているため、積極的な外湯巡りにも、ぶらりと散策を楽しむのにも向いています。外に出るのが面倒な時には、源泉掛け流しの展望風呂で妙高山・斑尾山・黒姫山などの北信五岳を見ながら一休み。
客室は十畳の和室と広々とした和洋室があり、どちらにも温泉旅館ならではの落ち着いた雰囲気があります。スキーやスノボーよりも温泉街を楽しみたい、という人には特にオススメの宿です。
野沢温泉 朝日屋旅館
〒389-2502
長野県 下高井郡野沢温泉村9501
四季の宿 山三荘
野沢温泉スキー場から徒歩2分の距離にある山三荘は、民宿のような暖かい雰囲気の宿です。自家製の無農薬野菜を使った料理は懐かしい家庭の味を思い起こさせるもので、量もたっぷり。もちろん名物の野沢菜漬けにも、この無農薬野菜が使われています。
館内にも「薬師の湯」というお風呂がありますが、徒歩5分ほどの距離に「中尾の湯」という外湯がありますから、余裕があればここまで足を伸ばしてみるのも良いでしょう。
野沢温泉 山三荘
〒389-2502
長野県 下高井郡野沢温泉村豊郷6519
常盤屋旅館
「常盤屋(ときわや)旅館」は、380年(※2018年時点)の歴史を持つ老舗です。館内のお風呂は、奈良の都で「身分の上下を問わずに千人の垢を洗い流した」とされる光明皇后にちなんだ「光明皇后様の千人風呂」と、温かさに定評があり、慈母観音の像が見守る「子宝薬師の湯」の2種類。
清掃時間以外は24時間入浴が可能で、午後9時を境に男性用(女性用)の割当が変わるため、入浴のタイミングを工夫すれば、1泊だけの場合でも両方を楽しめます。
野沢温泉 常盤屋旅館 〒389-2502
長野県 下高井郡野沢温泉村豊郷9347
河一屋旅館
温泉宿らしい細やかな心配りに自信を見せる「河一屋(かわいちや)旅館」。宿の近くには「上寺湯」「熊の手洗湯」「麻釜」「真湯」という四つの外湯があり、内風呂には麻釜の、露天風呂には真湯のお湯が使われています。上寺湯は宿の隣にありますし、熊の手洗湯には歩いて2分ほど(約110m)で行けるため、簡単に4種類の湯の比較ができます。
内湯は循環ろ過式となっていますが、露天風呂は源泉掛け流し。野沢温泉の中では最も良い泉質とされている真湯の素晴らしさを堪能できます。
野沢温泉 河一屋旅館
〒389-2502
長野県 下高井郡野沢温泉村豊郷8923-1
湯宿寿命延
「寿命延(じょんのび)」には、通常の大浴場の他に、天井の一部が切り取られた形の半露天風呂と、独特の雰囲気を持つ洞窟風呂という二つの貸切風呂があります。どちらの貸切風呂も無料で利用できるため、混雑するスキーシーズンは競争率が高くなりますが、できれば試してみたいところです。
また、ごく普通に外から湯を引いている男性用の大浴場に対し、女性用の大浴場は自家温泉が湯船の底から吹き出す珍しい造りになっています。
野沢温泉 湯宿 寿命延(じょんのび)
〒389-2502
長野県 下高井郡野沢温泉村豊郷9288
Land Haus あぜがみ
規模は小さめながら、通常の和室の他、ロフト付きの和室や和洋室も備えた「Land Haus(ランドハウス)あぜがみ」は、控えめな料金がうれしい、気軽に利用できる宿の一つです。「ボリューム満点!」と評判の料理は、メニューが毎日変わるため、数日かけて滑りたい時も飽きずに食べられます。
内湯は「麻釜」の源泉掛け流しで、宿から約100mの「十王堂の湯」や、その先の「大湯」、宿の西側(約200m)の「新田の湯」など、外湯へのアクセスも良好です。
野沢温泉 Land haus あぜがみ
〒389-2502
長野県 下高井郡野沢温泉村大字豊郷9735
旅館さかや
和風旅館「さかや」自慢の「鷹の湯」は、伝統的な建築様式の大浴場です。現代では明るい浴場も多いのですが、こちらはあえてそれを抑えた造りとなっています。宮大工の技が冴える空間には、心の落ち着くような暗さの中に絶妙な明るさが残されていて、歴史ある温泉地の宿ならではの風情を満喫できます。
「月見の谷」と名付けられた露天風呂も、その名に劣らない雰囲気の良さが魅力。どの季節も快適に入れるよう、サウナと水風呂も併設されています。
野沢温泉 旅館 さかや
〒389-2502
長野県 下高井郡野沢温泉村豊郷9329
村のホテル住吉屋
有名な温泉地に泊まるなら、ごく普通のホテルより、味わいのある温泉宿を選びたくなるものですが、時には長い歴史を誇る宿に、多少の不便さを感じてしまうこともあります。「住吉屋」が目指しているのは、その両者の中間、つまりホテルのような快適さを持つ和風の宿です。
敷地内から湧き出す温泉で満たされた「釜辺の湯」にはステンドグラスがあしらわれていて、外からの光が色を変えて湯に映り込むようになっています。それは住吉屋の洋と和の融合を象徴するような美しい光景です。
野沢温泉 村のホテル 住吉屋
〒389-2502
長野県 下高井郡野沢温泉村豊郷8713
お宿てらゆ
「てらゆ」の内湯の源泉は、熊が発見したというユニークな言い伝えもある「熊の手洗湯」です。この熊の手洗湯は、13ある野沢温泉の外湯の中で唯一の「ぬる湯」で、柔らかな温かさが身体を優しく包んでくれます。場所もすぐ隣ですから、ほとんど宿の一部のような感覚で利用できます。
簡単な地図で見ると、てらゆはスキー場からだいぶ離れているように見えますが、長坂ゴンドラの乗り場までの実際の距離は1kmほどしかありません。温泉街の軽い散歩のつもりで歩けば、あっという間です。
〜野沢温泉発祥 熊の手洗湯 唯一の宿〜 お宿てらゆ
〒389-2502
長野県 下高井郡野沢温泉村豊郷8969
いかにも歴史ある温泉旅館といった風情の千歳館も捨てがたいですし、温泉街の中心という立地の良さが光る朝日屋旅館、自家製の野菜と細やかな心遣いがうれしい山三荘もそれぞれ違った魅力があります。
宿に何を求めるかによって順位は大きく変わってきますから、自分が重視するのは何かをはっきりとさせてから宿を選んでみましょう。
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